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大会競技説明
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競泳
(パラリンピック)
パラリンピックの水泳は競泳のみで、ルールは基本的にはFINA(国際水泳連盟)のものと同じだが、障がいの種類や程度によって「ルールの例外」を設けている。例えば、視覚障がいの選手の場合、ターンやゴールタッチの時に壁にぶつかってしまう危険があるので、コーチがタッピングバーという棒を使って選手の身体に触れ、壁の接近を知らせることが認められている。また、飛び込んでスタートすることが困難な選手には、水中からのスタートが認められている。選手は障がいの種類や程度、運動機能によってクラス分けされ、クラスごとに競技を行う。
自由形
FINA(国際水泳連盟)のルールでは、スタート、ターン15mを除いて、体の一部が常に水面上に出ていなければならないが、障がい度がS1~S5の選手は1ストロークに1回、体の一部が出れば違反にはならない。これは、重度の選手の場合、両手背泳で泳ぐ選手がおり、大きく手を伸ばした際に頭が水没するために緩和された措置である。
見どころ
パラリンピックに出場するためには、国際パラリンピック委員会水泳部門(IPC-SW)の定める「標準記録」を突破することが最低条件となり、トップクラスの選手が競い合うパラリンピックでは、オリンピックと同じくらいの記録がたたき出される場合もある。リオ大会には男子12人、女子7人の日本代表が出場予定。中でも注目は、2大会ぶり、5度目の出場となる成田真由美。過去にパラリンピックで金メダル15個を含む計20個のメダルを獲得している“水の女王”の復活に期待が高まる。