お知らせ 2024.04.01 新年度挨拶
2024年度も引き続き中里が所長を務めることになりました。よろしくお願いいたします。
私は2014年から所長を拝命しておりまして、まさに10年が経過しようとしております。2018年体育研究所雑誌巻頭言に記した通り(https://www.nittai.ac.jp/nssuri/ss/news/20240401/pdf/2018_43.pdf)、私が所長に就任してから体育研究所における主要な研究であった子どもに関する研究、ハイパフォーマンス研究、スポーツ文化に関わる研究はすべてこどものからだ研究所、ハイパフォーマンスセンター、オリンピックスポーツ文化研究所という形で独立した研究所の設立に至りました。そして上記巻頭言に記した通り、健康と身体活動に関する研究を中心に高いレベルで日体大のブランディングに資する成果を目指して研究を展開してまいりました。研究に専念する教員として助教にリサーチフェロー(RF)をおいたことはその取り組みの一つであり、助教RFに着任された先生方は体育研究所のみならず大学全体の研究活動の活性化に貢献してくださいました。
では実際の効果ですが、Pubmedにて”Nippon Sport Science University”と検索すると下記の通り2015年以降発表論文が急増しております。
Year | Count |
---|---|
2024 | 13 |
2023 | 55 |
2022 | 74 |
2021 | 62 |
2020 | 40 |
2019 | 31 |
2018 | 31 |
2017 | 30 |
2016 | 32 |
2015 | 20 |
2014 | 15 |
2013 | 6 |
2012 | 6 |
2011 | 1 |
2010 | 5 |
2009 | 3 |
2008 | 4 |
2007 | 6 |
2006 | 4 |
2005 | 3 |
2004 | 4 |
2003 | 3 |
2002 | 3 |
2001 | 1 |
2000 | 5 |
1998 | 1 |
1996 | 1 |
科研費データベースによれば年度ごとの科研費代表の研究開始人数(すなわち科研費採択数)も1990年代は一桁であったものが2015年度に採択数55件とピークに達し、その後推移はあるものの高い値を維持しています。

従いまして、体育研究所が全てではないものの、この10年間日体大全体の研究の底上げに体育研究所は一定の役割を果たしてきたと捉えることができると思います。
2024年度は体育研究所がさらなる発展をすることで研究を通して日体大のブランディングができるように努めてまいります。本研究所の取り組みにご理解ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
2024年4月
体育研究所 所長 中里浩一