お知らせ 2025.05.31 令和7年度 研究活動報告
日体大の戦没オリンピアン・有本彦六先生に関する最終調査(4/25)
プロジェクト1「日体大とオリンピック・パラリンピック」では、福井元准教授と関口雄飛助教が、戦後80年を前にした2024年度より、日体大の戦没オリンピアン・有本彦六先生(1936年ベルリンオリンピック体操競技日本代表)に関する調査を行ってきました。2024年度は、日本体育大学図書館、有本先生の故郷・三重県熊野市、当時の地元新聞が所蔵されている三重大学図書館、有本先生の親友であった松本徳一先生(故人)のご自宅、防衛省の研究機関である防衛研究所を中心に調査を実施してきました。
その後、有本先生が海軍対潜学校4期の卒業生であったと判明したため、今回は、最終調査として、関口助教が、その追悼文集が所蔵されている立命館大学国際平和ミュージアムを訪れました。調査の結果、「有本彦六学生」と題した追悼文や所属班の集合写真などを閲覧・収集しました。奇しくも、調査日の2025年4月25日は、有本先生の80回目の命日でありました。
私たちは、愛する仲間や教え子が待つ体操競技場に再び戻る日を夢見て亡くなられた有本先生の無念を忘れてはなりません。改めて、有本先生のご冥福を心よりお祈りいたします。また、約1年半に及ぶ調査にご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。調査の結果は、『オリンピックスポーツ文化研究』第10号で公開予定です。
研究所は、戦後80年を迎える2025年度より戦没同窓生名簿の作成をスタートしました。本学の、戦没同窓生に関する情報や戦前・戦後まもなくの歴史に関する情報(史資料寄贈に関するご相談等)がございましたら、研究所(下記)までお知らせください。
※史資料の寄贈に関しましては、ご希望に沿えない場合もございますので、予めご了承ください。



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