お知らせ 2019.03.31 平成30年度研究活動報告
「オリンピックスポーツ文化研究所雑誌No.3」を発刊しました
「オリンピックスポーツ文化研究所」(英文名:Cultural Research of the Olympics)は日本体育大学オリンピックスポーツ文化研究所が、原則として年1回発行する学術誌です。
オリンピックをはじめとしたスポーツ文化に関する研究、各研究プロジェクトの年次報告を毎号掲載しております。ご興味のある方は、下記リンクより御閲覧ください。
オリンピックミュージアムおよびオリンピックスタディセンター視察
- プロジェクト
- オリンピックと芸術文化
- 研究員
- 津田博子
松本真咲(ダンス・伝統芸能研究室)
齋藤雅英(教育心理学研究室) - 視察日程
- 2018年3月19日(月)~23日(金)
- 視察先
- スイス・ローザンヌ
- 視察の概要
- 本プロジェクトのテーマは「オリンピックと芸術」である。そこで主として、0階第9セクションの「開催都市」に含まれるアート、芸術・文化作品や、第19セクションの「開会式」などに時間をかけて視察した。また、オリンピックミュージアムに併設されているオリンピックスタディセンターに所蔵されている貴重な資料を詳細に閲覧した。オリンピックミュージアムの視察をとおし、オリンピック・パラリンピックにとって、開会式、閉会式、芸術・文化作品がたいへん重要なイベント要素であることを再認識した。そして、オリンピックスタディセンターにおいて、これまでのオリンピック・パラリンピックの開会式、閉会式に関するFACTSHEETを入手することができた。その他の資料についても入手方法などレクチャーを受けることができたことから、今後のプロジェクトを展開するうえで、有益な視察とすることができた。




アンチ・ドーピング教育のEUレベルでの具体的な取り組みについて調査
- プロジェクト
- オリンピックの危機と再生、オリンピック教育
- 研究員
- 依田 充代 スポーツマネジメント学部・教授(スポーツ社会学)
亀山 有希 児童スポーツ教育学部・准教授(スポーツ社会学) - 日程
- 2018年2月16日(金)~2月23日(金)
- 調査先
- イタリア・ローマ
CONI(Comitato Olimpico Nazionale Italiano)は2016年より新たな体制でのアンチ・ドーピング機構となり、それまでの組織変遷と現在の仕事内容、今後の課題などを調査することができた。具体的な調査項目は、①イタリア・アンチ・ドーピング機構の設立と役割、②イタリアのアンチ・ドーピング教育について、③イタリアのドーピング実施率やその動向について、④ドーピング対策について、⑤有名スポーツ選手のドーピングの実態について、⑥一般スポーツ選手のドーピング実態について、⑦予算について、⑧今後の活動についてであった。また、UISP(Unione Italiana Sport Per tutti)ではアンチ・ドーピング教育のEUレベルでの具体的な取り組みについて調査を行い、教材やDVDを含めた資料を収集することができた。




長野パラリンピックに関する資料調査
- プロジェクト
- オリンピックと芸術文化
- 研究員
- 津田博子(ダンス・伝統芸能研究室・教授)
齋藤雅英(教育心理学研究室・准教授)
松本真咲(ダンス・伝統芸能研究室・助教)
仲間若菜(ダンス・伝統芸能研究室・助教)
冨田幸祐(オリンピックスポーツ文化研究所・助教・2020-2021年度) - 日程
- 10月31日(水)~11月2日(金)
- 調査先
- 長野県・長野市
長野オリンピックミュージアム、長野市公文書館、長野県立図書館、長野市立図書館を訪れ、長野パラリンピックに関する資料調査を行いました。今回の調査では、長野パラリンピックでの開会式や閉会式に関する資料を中心に収集することができました。



第18回アジア競技大会(ジャカルタ、パレンバン)の視察:開会式とジャカルタ市内の視察
- 研究員
- 冨田幸祐 オリンピックスポーツ文化研究所・助教・2020-2021年度
- 日程
- 8月16日(木)~8月21日(火)
- 調査先
- インドネシア・ジャカルタ
8月18日~9月2日にかけてインドネシアのジャカルタとパレンバンにおいて開催された第18回アジア競技大会の開会式とトーチリレー、そしてジャカルタ市内の視察を行いました。
ジャカルタの市内には、至るところにアジア大会に関する幟やポスター、モニュメントが設置され、国立博物館ではアジア大会展が催されていました。また開会式では開始2時間前からたくさんの観客がつめかけ、インドネシア選手団の入場時には一際大きな歓声が上がっていました。




平成30年度「オリンピック教育に関する研究調査」報告
依田充代,齋藤雅英、波多腰克晃
- 目的
- 本研究はプロジェクト「オリンピック教育」について、1964年東京オリンピックの際に沖縄でどのような活動が行われたのかを明らかにするために資料収集を行うことであった。
- 結果
- 2019年3月16日〜18日の日程で、沖縄那覇に出張した。目的は1964年東京オリンピック開催と返還前の沖縄市民の受け止め方を新聞メディアから読み取ることであった。
調査場所は沖縄県立公文書館と沖縄県立図書館、琉球大学附属図書館、沖縄資料館、奥武山記念公園であった。調査の結果、多くの知見と新たな研究テーマを発見することができた。
今後、継続して新たな研究テーマを進めて行く。


