松本 弥生選手─ 水泳（競泳）

出場競技：

水泳（競泳）50m自由形、4×100mリレー

5歳で水泳を始め、小学3年からはバルセロナ五輪の金メダリスト岩崎恭子を輩出した沼津スポーツセンターに通う。中学時代はバスケットボールに明け暮れたが、3年時に出場した国体のリレーで3位になり才能を開花。飛龍高から日体大へ進学すると着実にベストを更新し、2009年のローマ世界選手権で初の代表入りを果たした。

生粋のスプリンターで、50ｍ、100ｍ自由形を得意とする。2010年の日本選手権では50m自由形で優勝。同年秋の広州アジア大会は、50m自由形で国際大会初の銅メダルを獲得した。さらに2011年の上海世界選手権はリレーのメンバーとして出場し、4×100mフリーリレーで7位。世界の強豪チームと真っ向からぶつかった。

ロンドン五輪ではメダルに届かなかったが、その後、2015年ジャパンオープンの50m自由形で準優勝、2016年コナミオープンで自由形の50mと100m3位と着実に結果を残し、同年日本選手権水泳競技大会の同種目でも3位に入賞し、4×100mリレーのメンバーとしてリオ五輪出場が決定した。持ち味のキックを生かしたスピードでどこまで世界と戦うことができるのか。松本の泳ぎが上位進出の命運を握っている。