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中野 希望 選手 過去インタビュー

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2008年春 インタビュー

フランスが競技発祥の地であるフェンシング。そのフェンシングで現在、日本の頂点に立っているのが中野さんである。競技を始めたときから目標は日本一と高いハードルを自身に課し、それをクリアする信念の人。次の目標は世界の頂点。そんな中野さんにフェンシングの魅力について聞いた。

?昨年はインカレと全日本選手権を制覇、まずはおめでとうございます。

中野 ? ありがとうございます。フェンシングを始めたときに志した日本一になることができて最高の気分でした。しかし、すでに過去のことに浸ることなく現在は次の目標へ向かっています。

?競技を始めたときから日本一になることを目標としていたのですか?

中野 ? 中学時代までは親が指導していた剣道と部活でソフトテニスをしていたのですが、高校入学時にフェンシングの面白さを体験したことが競技生活の始まりでした。両親には「絶対に日本一になる」と宣言したことを覚えています。多くの方の支えがあって、最初の目標を達成できたことに感謝したいと思います。

?高校一年次には年代別の日本代表に選出されたそうですね。

中野 ? そうですね、あの時に日の丸を背負って戦う重みを実感したことがさらに競技に対するモチベーションを上げてくれたと思っています。高校時代の練習はとにかくきつかったのですが、あの頃身に付けた技術が基礎となり今の自分の戦績にもつながっています。

?フェンシングの魅力を教えてください。

中野 ? 相手との駆け引きでしょうね。もちろん試合前に作戦を立てますが、試合が始まってからの瞬時の判断が勝負を決めることが多い競技ですので、的確な判断力の有無がカギとなります。その勝負に勝ったときの快感を味わってしまうと、また次の試合に向けての意欲が高まります。

?大学進学の際に日体大を選んだ理由は?

中野 ? 高校時代に一緒に海外遠征した先輩が日体大生で、大学の様子などを聞いていたことが進路選択に大きく影響しました。将来は保健体育の教諭を目指したいこともあって、迷わず日体大進学を決めました。

?大学入学後は順調に実力を付けたことで、海外遠征も多くなったそうですが。

中野 ? 一年間で三~四ヶ月は海外遠征に出ています。フェンシングがさかんなヨーロッパではほとんどの国で試合をしました。ヨーロッパでの試合は日本では考えられないくらいお客さんがいて、とにかく盛り上がっています。でも一番、印象に残っている国はオーストラリアでしょうか。気候や現地の人たちの優しさにはとても感動しました。

?日本のトップ選手として今後、海外の選手と試合をする際に、どんな課題がありますか?

中野 ? スピードも技術もまだまだ足りない部分が多いと思います。でも次の目標は世界一です。是非、世界との差を埋めたいですね。北京五輪出場も目標ですが、その次のロンドン五輪、東京が招致している2016年の五輪も視野に入れ努力を続けていきたいです。

?最後に今後、日体大を目指す後輩たちにメッセージをお願いします。

中野 ? 好きなことをもっと好きになれる環境ではないでしょうか。さらに校風がとにかく明るい(笑)。それが自分には合っていました。将来は自分の子どもにも是非、進学させたいと思うくらいです。ですから目標を持って、自分を進歩させたいと思う方には最適な場所だと思います。

学報NITTAIDAI 第17号 収録
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