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大会競技説明

体操競技

体操競技は、男子がゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の6種目。女子は跳馬、段違い平行棒、平均台、ゆかの4種目がある。リオ五輪ではこれらの種目別に加えて、男子6種目、女子4種目の合計点を競う個人総合と、チーム単位で順位を決める団体が実施される。

難易度

得点はDスコア(演技価値点)とEスコア(実施点)を加算して算出され、それぞれの合計点によって順位が決定する。体操競技の世界では10点満点が長く親しまれてきたが、2006年に上限のない現行の採点方法に改正された。それにともなってF難度、G難度が導入され、難度の高い技を実施する選手が増えている。 技の難しさに応じて得点がつけられるDスコアに上限はなく、種目によっては高難度の技を連続して行うことで「組合せ点」が加算される。ただし、跳馬は一つの技で決まるため、それぞれの技のDスコアがあらかじめ決められている。技の出来栄えを評価するEスコアは10点を満点とし、落下や姿勢の乱れによって減点されていく。 内村航平は2015年秋の世界選手権個人総合の決勝の跳馬で、Dスコア6.2、同種目では2番目に難度の高い「リ・シャオペン」に挑み見事成功。全選手中、最高得点の15.633点を叩き出し、個人総合6連覇を成し遂げた。
白井健三は、2015年11月の全日本団体選手権の平行棒で、これまでより難度を2段階も上げたF難度の下(お)り技(終末技)を試合で初披露。12月の豊田国際体操競技大会では最高のH難度「後方伸身2回宙返り3回ひねり」を成功(国際体操連盟より「シライ3」と命名)。得意のゆかと跳馬に限らず、次々と新技に挑戦し、内村に次ぐオールラウンダーへと進化を遂げている。
内村・白井らの大技がリオ五輪の本番で決まれば、金メダルがぐっと近づくだろう。

見どころ

リオ五輪の体操競技は、男子の予選が8月6日(現地時間)、女子の予選が翌7日(同)にスタートする。
見どころは何といっても個人総合で2連覇がかかる内村航平だろう。過去に男子体操で2連覇を果たした日本人選手は、1972年ミュンヘン五輪、1976年モントリオール五輪で個人総合金メダルを獲得した加藤沢男氏のみ。内村には今回の五輪でこの記録に並び、さらに2020年の東京五輪で金メダルを獲得して日本体操界に新たな歴史を刻んでほしい。
もうひとつの見どころは、加藤氏が金メダルを獲得した2大会を含む、1960年のローマから1976年のモントリオールまで大会4連覇を果たしている男子団体総合。前回のロンドン五輪では惜しくも2位だったが、第46回世界体操競技選手権大会では37年ぶりの金メダルを獲得している。“絶対王者”内村航平、“Mr.Twist”白井健三、力技と跳躍技を得意とする山室光史ら日本代表5人の活躍によって、2004年のアテネ五輪に次ぐ男子団体総合金メダルへの期待が高まっている。

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