小学校新学習指導要領解説書では、運動(遊び)が苦手な児童や意欲的ではない児童への配慮の例が心理的要因、課題解決に必要な知識、課題の理解度、課題の難度、運動経験、人間関係等から示された。中でも、ボール運動系は、技能に関わる課題の難度や勝敗に関わる人間関係から、児童がボール運動に消極的になることが予想される。また、この課題は、小学校段階のみならず、幼稚園との接続も考慮してその解決方法が模索される必要がある。したがって、授業に際しては、これらの視点に配慮した、指導内容と評価方法並びに授業の計画の整合性を確保した指導案の作成並びに授業者のトレーニングが必要になる。
以上の課題の解決に向けて、本企画では、次の課題に取り組むこととする。