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特別講座「大会スタッフからみたリオデジャネイロオリンピック・パラリンピック」を開催しました。

日時
2017年10月12日(木) 17:30~18:30
会場
世田谷キャンパス 1201教室
講師
伊藤 和彦 (東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会)

東京2020オリンピック・パラリンピックに向けたオリンピック・パラリンピック教育の一環として、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(以下、東京2020組織委員会)の医療サービス課長 伊藤 和彦様にご講演いただきました。
伊藤様は現在、東京2020組織委員会の医療サービス課長として、2020年に向けた選手や大会スタッフ等の総合診療所の設置などの医療サービスに関するお仕事に従事されております。

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ご講演いただいた内容

東京2020大会について

開催まで3年を切った東京2020大会についてお話をいただきました。
2020年に開催される東京2020大会は第32回で正式には「Games of the XXXII Olympiad(ゲームズ・オブ・サーティセカンド・オリンピアード)」と言い、開催機関は2020年7月24日~8月9日までになります。
パラリンピックの正式名は「Tokyo 2020 Paralympic Games」と言い2020年の8月25日から9月6日までの日程で開催されます。
大会に向けたスケジュールやテストイベントの計画、東京2020組織委員会の組織内容などについて、お話をいただきました。

ご講演の中では、このような動画で東京2020大会の競技会場などについてもお話をいただきました。


 

リオデジャネイロ2016大会について

2016年にブラジル、リオデジャネイロで行われたオリンピックに伊藤様は、次期開催都市の大会組織委員会の職員としてIOC等の公式会議や、選手村や会場の視察、リオ2016組織委員会からの引き継ぎなどの活動をされていました。

 

選手への医療サービスについて

伊藤様がお仕事されている医療サービス課では現在2020年に向けた総合診療所の準備に取り組んでいます。
総合診療所設置に当たっては、現在選手村内のメインダイニングに隣接された形での計画を予定しています。
また、医療チームは多岐に別れていて、中には負傷した選手を担架で運ぶ担架隊も配置する予定で、スタッフはボランティアスタッフを予定しているとのことです。
その際、伊藤様のお話では、各競技を経験し、よく理解している学生の皆さんにボランティアとして積極的に参加していただきたいとのお考えでした。

 

平昌2018大会について

来年に控えた平昌2018大会では競技後との開催する場所や大会期間など概要をお話していただきました。

 

学生の皆さんに期待すること

最後に学生の皆さんに期待することとして、東京2020大会のボランティアに関するお話がありました。
ボランティアには東京2020組織委員会が募集・採用する大会ボランティアと東京都などの自治体が募集する都市ボランティアの2種類があるとのことです。

  • 大会ボランティア:会場内での案内や競技運営、医療など多岐にわたる。
  • 都市ボランティア:主に観光や交通案内などを行う。会場所在の自治体が募集し、合計で9万人以上のボランティアを2018年夏ごろから募集を開始する予定であるとのことです。

東京2020大会において、日々体育・スポーツに取り組んで日本体育大学の学生の皆さんが積極的にボランティアスタッフとして活躍していただきたいとのメッセージが込められたご講演でした。
伊藤様には、ご多忙の中本学にお越しいただき、貴重なご講演ありがとうございました。

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