オリンピックスポーツ文化研究所
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研究所概要

設立趣旨
概要
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設立趣旨

 紀元前の時代に、ギリシア人たちは名誉を求めてオリンピア競技祭に集った。そして19世紀に、スポーツの力を信じる一人の青年によって、オリンピック競技祭は現代によみがえることになった。近代オリンピックを再興したクーベルタンの理念は人類の幸福を願い、未来を担う人間を理想へと導く道を開いた。

 オリンピックは人類の知的遺産である。それは人々に夢を与え、競技者を成長させ、人間相互の理解と敬意を生み出すために存在する。しかしながら相互の憎しみが広がり、名誉や倫理よりも実利に価値を求める時代にあって、オリンピックも受難の時代を迎えている。

 日本体育大学はこれまでメダル獲得においても選手と役員の活躍の面においても、近代オリンピックの歴史とともに歩んできた。これはまさに日本のスポーツ文化の歴史ともいえよう。そして本学はオリンピックに託された人類の夢を守り、崇高な理念を継承していく学問の府でありたいと願う。よってここに、本学の学術的ならびに社会的責務を果たすため、オリンピックの研究を推進し、その成果を次世代に贈るためのオリンピック・スポーツ文化研究所を設立する。

目的

 オリンピックの研究を通じて建学の精神を実現し、広く世界の福祉に貢献する。さらには本邦のスポーツ文化の牽引を行う。 具体的には次のような任務を遂行する。

  • オリンピックの歴史、理念の研究(文献収集、国際的な研究情報の収集)
  • オリンピック理念の教育(トップアスリート、学生、指導者)
  • 日体大におけるオリンピックの歴史の構築(卒業生、関係者の品物、練習日記などの文書の収集と展示)「オリンピック博物館」あるいは「日体大オリンピック記念館」等に発展することを検討する。
  • ドーピングの倫理、社会学的研究
  • ドーピング防止教育(アスリート、指導者)
  • 日本スポーツ文化の研究

以上

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