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整復医療学科

日体大だから実現できるスポーツと柔道整復の融合
整復医療学科は、怪我の予防や治療を通して国民医療に貢献できる柔道整復師の育成を目標とした学科です。多くのアスリートが学ぶ日本体育大学でスポーツ環境を活かした授業が展開されているのも本学科の特徴です。
学友会クラブに所属し競技力をいっそう高めたり、学生トレーナーとして継続的に実践的経験を積み重ねる学生も少なくありません。こうした活動ができるのも日本体育大学の整復医療学科だからです。

修業年限 4年
学位 学士(整復医療学)
修了・卒業要件 133単位以上
入学定員 90名
在籍者数 404名
男女比
男子62%女子38%
(2023年5月現在)

想定される進路

  • 接骨院・整骨院
  • 整形外科医院・病院
  • 介護・福祉施設
  • スポーツ用品・施設・サービス業界
  • スポーツ設備業界
  • 医療機器関連業界
  • 大学院等への進学

取得がめざせる免許・資格

※1年次に32単位以上を修得した当該資格取得希望者のうち、成績(GPA)により受講者数の制限を行います。
(GPAとはGrade Point Averageの略で、成績評価制度のことです)
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学科のポイント

専門知識・技能の獲得
整復医療学科 学科のポイント1医学的基礎知識の「スポーツ科学」「人間の構造と機能」「疾病と傷害」「保健医療福祉と柔道整復の理念」の4分野と柔道整復学の専門教育分野として「基礎柔道整復学」「臨床柔道整復学」を学修し、柔道整復師を目指すための基礎を学び、専門知識・技術を上積みしていきます。
実践的技能の獲得
整復医療学科 学科のポイント2「柔道整復実技」分野で実践的な技能を学び、さらに「総合」分野の「整復医療総合演習Ⅰ・Ⅱ」「卒業研究」で、知識・技術の総合的な活用方法を体得。疾病を持った人やアスリートの初期治療から治癒、さらに社会・競技復帰まで携わる実践者としての医療人育成を目指します。
国際性の育成
整復医療学科 学科のポイント3社会の模範となる人間、国際人としてふさわしい基本的な教養を身に付けます。「英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ」「海外整復医療総合実習」などを学修し、国際的に幅広く活躍する人材の育成を目指し、調和の取れた人間性と国際性を獲得します。

学科の学び

柔道整復師として医療やスポーツの現場で活躍するための
知識・技術・教養を習得
医療機関やスポーツの現場で柔道整復師に求められる高度な知識や臨床技術はもちろん、解剖学や生理学といった基礎医学をはじめとする医療全般の知識を学修します。また、近年海外で柔道整復師の普及活動が活発になっていることを踏まえ、語学力とともに国際的感覚を身に付けることも重視。豊かな教養と高い倫理観を持った医療人を目指します。

授業Pick up

目指せ! 柔道整復師
運動器損傷治療学実習

日常生活やスポーツ現場で頻繁に発生する怪我の治療法を学ぶ。

運動器損傷治療学実習はⅠからⅣの授業に分かれており、骨や筋肉、靭帯など運動に関わる身体の器官、すなわち運動器に関する怪我の治療法を学ぶ実習授業です。接骨院や病院等での勤務経験を有する教員が指導しますので、実践的な知識と技術を学ぶことができます。卒業後、柔道整復師として接骨院や病院で患者さんに的確な治療を提供できるように技術を身につけます。

運動器損傷治療学実習Ⅱ(固定法)の授業では、怪我をした部位を一定期間安静にするための固定法を修得します。包帯、テーピング、アルミニウムやプラスティック、伝統的な厚紙など様々な材料から、怪我の部位や症状に応じて材料を選定、加工し患部を固定します。繰り返し練習することで治療効果の高い固定を作製・処方できるようになります。
運動器損傷治療学実習

アスレティックリハビリテーション論

アスレティックリハビリテーション論アスリートの競技復帰を支えるリハビリテーション
アスレティックリハビリテーションとは、アスリートが競技に復帰することを目標とするリハビリのこと。当講座では基本的な定義や概念から始まり、部位や能力ごとのエクササイズ、さらには再発予防や関連療法について学びます。柔道整復師の仕事にも役立つ知識と技術を習得できます。

軟部組織損傷I(上肢と体幹)

軟部組織損傷I(上肢と体幹)上肢、体幹の軟部組織損傷について学び、実践力を磨く
上肢および体幹の軟部組織損傷に関する特徴や診察法、治療法、予防法などについて学びます。患者様の病態を的確に判断し、適切な治療法を選択する能力と患者様の病態を正しく聞き取るために必要なコミュニケーション能力を身に付けます。

予防とコンディショニングⅠ(アスリートの外傷予防)

予防とコンディショニングⅠ(アスリートの外傷予防)競技者の外傷・障害の予防とパフォーマンスを最高に高める
コンディショニングの概念を理解した上で競技者の状態把握と障害発生の予防について実習を通して具体的に学びます。様々な競技種目や競技特性に応じたコンディショニングの立案と実践ができることを目標としています。

整復医療学科1年前期の時間割例

  MON TUE WED THU FRI
第1時限
基礎細胞生物学 解剖学 I 心理学  
第2時限 運動器損傷治療学実習I
(包帯法)
スポーツ人類学 解剖学 II スポーツ栄養学  
第3時限 生化学 柔道 I   アスレティックトレーニング  
第4時限 日体大の歴史
(日体伝統実習を含む)
医療英語 I

 
集中講義/実習 野外活動実習 【1年】
整復医療学科カリキュラム
先輩に聞く!
整復医療学科のここが好き
野尻 涼太郎
整復医療学科
所属:ラグビー部
東京都 日本大学豊山高等学校卒
整復_野尻

整復医療学科を選んだ理由は?

大学内にスポーツキュアセンター(付属接骨院)があることです。また、あらゆるスポーツのアスリートが来院するため、実習をとおして多くのスポーツ障害をみることができると思い志望しました。

整復医療学科を選んでよかった点は?

実習が多いところです。臨床実習はもちろんのこと、スポーツ現場での実習があるのでその競技特有の傷害などを見ることもあるため非常に緊張感がある実習です。また日体大では、全国各地から学生が来ますので、色々な地方の子と仲良くなれます。

日本体育大学に進学して成長した点は?

継続力だと思います。日本体育大学は各スポ-ツのトップアスリートがいるため、意識が高い人が多いです。そういう人とコミュニケーションが取ることで、継続するということは大事だと感じ、私も意識するようになりました。私は現在男子ラグビー部に所属し、トレーナーとして活動しています。怪我の対応、選手のコンディショニング、怪我の説明などを行うので、多くの知識が必要なため、勉強を継続することが改めて大事だと感じます。

将来の目標は?

私の将来の夢は、パーソナルトレーナーです。柔道整復師の資格にプラスしてNSCAなどのトレーニング系の資格を取り、あらゆるスポーツのトレーニングも指導できる柔道整復師になりたいです。