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整復医療学科

医療の立場からスポーツや社会を支える
整復医療学科は柔道整復師を育成することを目的とした学科です。柔道整復は柔道の起源である柔術の活法(負傷者の治療)から発展し、国家資格として制度化されています。現在では柔道だけでなく全てのスポーツや日常生活で発生する怪我の予防や治療をとおして国民の医療に貢献しています。
本学科の特徴は、スポーツとの関係が深い柔道整復学を、体育・スポーツ界をリードする日本体育大学で学ぶことができることです。スポーツを支える医療人になるために医学系科目に加え、大学の特徴をいかしたスポーツやトレーニングに関する授業も開講されています。
また、我が国では高齢化の進行とともに健康の保持・増進が大きな課題となっています。スポーツや運動は高齢者の体力向上や介護予防に対しても効果的であり、本学科を卒業することで得られる社会福主事任用資格や、柔道整復師免許取得によって得られる機能訓練指導員資格により接骨院や病院での就職に加えて行政や介護・福祉施設での活躍が期待されます。

修業年限 4年
学位 学士(整復医療学)
修了・卒業要件 133単位以上
入学定員 90名
在籍者数 387名
男女比
男子61%女子39%
(2021年5月現在)

想定される進路

  • 接骨院・整骨院
  • 整形外科医院・病院
  • 介護・福祉施設
  • スポーツ用品・施設・サービス業界
  • スポーツ設備業界
  • 医療機器関連業界
  • 大学院等への進学

取得がめざせる免許・資格

※1年次に32単位以上を修得した当該資格取得希望者のうち、GPA上位10名が資格取得に必要な科目(体育学部)を受講できます。
(GPAとはGrade Point Averageの略で、成績評価制度のことです)
整復医療学科_01
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学科のポイント

専門知識・技能の獲得
整復医療学科 学科のポイント1医学的基礎知識の「スポーツ科学」「人間の構造と機能」「疾病と傷害」「保健医療福祉と柔道整復の理念」の4分野と柔道整復学の専門教育分野として「基礎柔道整復学」「臨床柔道整復学」を学修し、柔道整復師を目指すための基礎を学び、専門知識・技術を上積みしていきます。
実践的技能の獲得
整復医療学科 学科のポイント2「柔道整復実技」分野で実践的な技能を学び、さらに「総合」分野の「整復医療総合演習Ⅰ・Ⅱ」「卒業研究」で、知識・技術の総合的な活用方法を体得。疾病を持った人やアスリートの初期治療から治癒、さらに社会・競技復帰まで携わる実践者としての医療人育成を目指します。
国際性の育成
整復医療学科 学科のポイント3社会の模範となる人間、国際人としてふさわしい基本的な教養を身に付けます。「英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ」「海外整復医療総合実習」などを学修し、国際的に幅広く活躍する人材の育成を目指し、調和の取れた人間性と国際性を獲得します。

学科の学び

医療やスポーツの領域だけでなく社会人として必要な科目
大学で学ぶことの特徴として幅広い学修があげられます。英語などの文系科目や教養科目、統計学などの数理・情報系科目や生物学系科目など社会人として必要な幅広い知識を学部共通科目の中で学ぶことができます。一方、卒業研究では教員の個別指導を受けながら学修の過程で疑問に思った点について学術的視点から探求します。
専門教育科目では、栄養学などの健康科学系科目、解剖学や生理学などの基礎医学、整形外科学や一般臨床医学、リハビリテーションなどの臨床医学、そして臨床柔道整復学と柔道整復実技など健康や病気、怪我の治療に関する数多くの科目が設定されています。

授業Pick up

目指せ! 柔道整復師
運動器損傷治療学実習

日常生活やスポーツ現場で頻繁に発生する怪我の治療法を学ぶ。

運動器損傷治療学実習はⅠからⅣの授業に分かれており、骨や筋肉、靭帯など運動に関わる身体の器官、すなわち運動器に関する怪我の治療法を学ぶ実習授業です。接骨院や病院等での勤務経験を有する教員が指導しますので、実践的な知識と技術を学ぶことができます。卒業後、柔道整復師として接骨院や病院で患者さんに的確な治療を提供できるように技術を身につけます。

運動器損傷治療学実習Ⅱ(固定法)の授業では、怪我をした部位を一定期間安静にするための固定法を修得します。包帯、テーピング、アルミニウムやプラスティック、伝統的な厚紙など様々な材料から、怪我の部位や症状に応じて材料を選定、加工し患部を固定します。繰り返し練習することで治療効果の高い固定を作製・処方できるようになります。
運動器損傷治療学実習

アスレティックリハビリテーション論

アスレティックリハビリテーション論アスリートの競技復帰を支えるリハビリテーション
アスレティックリハビリテーションとは、アスリートが競技に復帰することを目標とするリハビリのこと。当講座では基本的な定義や概念から始まり、部位や能力ごとのエクササイズ、さらには再発予防や関連療法について学びます。柔道整復師の仕事にも役立つ知識と技術を習得できます。

軟部組織損傷I(上肢と体幹)

軟部組織損傷I(上肢と体幹)上肢、体幹の軟部組織損傷について学び、実践力を磨く
上肢および体幹の軟部組織損傷に関する特徴や診察法、治療法、予防法などについて学びます。患者様の病態を的確に判断し、適切な治療法を選択する能力と患者様の病態を正しく聞き取るために必要なコミュニケーション能力を身に付けます。

予防とコンディショニングⅠ(アスリートの外傷予防)

予防とコンディショニングⅠ(アスリートの外傷予防)競技者の外傷・障害の予防とパフォーマンスを最高に高める
コンディショニングの概念を理解した上で競技者の状態把握と障害発生の予防について実習を通して具体的に学びます。様々な競技種目や競技特性に応じたコンディショニングの立案と実践ができることを目標としています。

海外整復医療総合実習

海外整復医療総合実習海外のスポーツと医療を学ぶ
アスレティックトレーナーの本場アメリカで見学・体験実習をおこなう選択授業です。プロ野球、プロバスケットボール、総合格闘技など種々のポルスポーツの試合やその舞台裏を見学し、最新のトレーに関する情報と技術を学びます。写真では学生がトレーニングルームで現地担当者から指導を受けています。


野外活動実習

野外活動実習低酸素環境の生理的変化体験する
トレーナー活動、スポーツの安全指導、健康運動の指導などを実践できる人材育成を目的として1年生の7月に野外活動実習を開講しています。実習はトップアスリートが高所(低酸素)トレーニングを行う場所であり、学生はランニング中の血液中の酸素濃度を測定し呼吸と循環について学びます。


整復医療学科1年前期の時間割例

  MON TUE WED THU FRI
第1時限
基礎細胞生物学 解剖学 I 心理学  
第2時限 運動器損傷治療学実習I
(包帯法)
スポーツ人類学 解剖学 II スポーツ栄養学  
第3時限 生化学 柔道 I   アスレティックトレーニング  
第4時限 日体大の歴史
(日体伝統実習を含む)
医療英語 I

 
集中講義/実習 野外活動実習 【1年】
整復医療学科カリキュラム
先輩に聞く!
整復医療学科のここが好き
祁答院 隼人
福岡県 宗像高等学校卒
整復医療学科伊海翔

整復医療学科を選んだ理由は?

スポーツ現場に関わるトレーナーになりたい。それが、整復医療学科を選んだ理由です。特に日体大は、トップアスリートがいる環境で専門的な勉強をできるところが他の学校にはない魅力だと思います。

整復医療学科を選んでよかった点は?

トップアスリートが近くにいる、施設が素晴らしい、経験豊富な先生たちから学べる……と、スポーツに関わる柔道整復師を目指すのに最適な環境がここにはあります。
また、ほとんどの学生が運動部出身だからか、「気が合う人が多いな」と入学した時に感じました。しかも、彼らは志が高く、負けず嫌いの自分は友達に負けないよう勉強するようになりました。自分を成長させてくれる友達に囲まれて学生生活を送れるところも、進学してよかったと感じている点です。

日本体育大学に進学して成長した点は?

実は、以前の自分は赤点さえ取らなければいいと考えて勉強していました。でも、日体大に進学してからはトレーナーとして人一倍成長したいという気持ちが強くなり、満点を目指して勉強するようになりました。
陸上競技部に所属し、トレーナーとして活動することを選んだのも、トレーナーとしての経験を積みたかったからです。 ケガの対応、選手のコンディショニング、損傷の説明などを行うので、多くの知識を必要とします。そのため、日々の勉強にも全力で取り組むようになりました。

将来の目標は?

将来の目標は、プロ野球のトレーナーです。柔道整復師の資格にプラスしてJATIやNSCAなどのトレーニング系の資格も取得し、トレーニングも指導できる柔道整復師になりたいです。

先輩のStudy Life

由井薗 奏美
Q.授業の満足度は?
座学、実技ともに満足しています。先生がとても熱心で、質問をした時はわかるまで教えてくださいます。柔道整復師を目指して着実に知識、技術を修得していきたいです。

由井薗 奏美 神奈川県/横浜創英高等学校 所属/ソングリーディングクラブ
佐々木 悠人
Q.手強い科目は?
人体の緻密な構造について学べる「解剖学」は非常に面白い反面、覚えることの多さに苦戦もしています。目標としている柔道整復師の基礎となる学問なのでがんばります。

佐々木 悠人 北海道/釧路湖陵高等学校 所属/トランポリン競技部
整復医療学科塚本萌々香
Q.好きな科目は?
「医療面接」です。医療面接とは、いわゆる問診のこと。治療を行う上で、患者様の正確な情報を聞き出し、把握することは非常に重要です。その過程を実際に実習で教えていただけるのはとてもありがたいと感じています。

塚本 萌々香 広島県/広高等学校