
児童スポーツ教育学科
スポーツを通して子どもの心と体をはぐくみ、
健やかな成長に貢献する。
健やかな成長に貢献する。
児童スポーツ教育学科では、「児童スポーツ教育」と「幼児教育保育」の2コースを開設しています。乳幼児・児童生徒の運動について、体力・運動能力の向上だけでなく、意欲的な心やコミュニケーション能力の育成、運動制御機能の発達も重視した、日体大独自のプログラムを設けています。次代を担う子どもたちの「健康で豊かな社会」を創造できる指導者を目指します。
修業年限 | 4年 |
学位 | 学士(児童スポーツ教育学) |
修了・卒業要件 | 138単位以上 |
入学定員 | 児童スポーツ教育コース 120名
幼児教育保育コース 50名 | ||||
在籍者数 | 児童スポーツ教育コース 533名
幼児教育保育コース 193名 | ||||
男女比 | 児童スポーツ教育コース
|
(2024年5月現在)
想定される進路
児童スポーツ教育コース
- 小学校教諭
- 中学校教諭(保健体育)
- ジュニアスポーツ指導員
- パラスポーツ指導員
幼児教育保育コース
- 幼稚園教諭
- 保育士
- 福祉施設
- 認定ベビーシッター
- パラスポーツ指導員
取得がめざせる免許・資格
児童スポーツ教育コース
- 小学校教諭一種免許状
- 中学校教諭一種免許状(保健体育)
- ジュニアスポーツ指導員
- 初級パラスポーツ指導員
幼児教育保育コース
- 幼稚園教諭一種免許状
- 保育士
- 初級パラスポーツ指導員
- 認定ベビーシッター



学科のポイント
専門知識・技能の獲得

表現力・行動力の向上

教育実践力の育成

専門性を高める多様なゼミ活動
体育・スポーツはもちろん、小学校の各教科の指導法などを学ぶことができるゼミや、 子どものこころとからだに関わる内容を学ぶことができるゼミ、子どもの成長を支え る教師や保育者のあり方について学ぶことができるゼミなど、多様なゼミ活動の中で 専門性を高めていくことができます。授業Pick up
教育の方法及び技術
(情報通信技術の活用を含む)
担当教員 齊藤 多江子(情報通信技術の活用を含む)
授業のポイント
- さまざまな教育、指導の方法を学修
- 日本の保育の課題を考察
- 幼児教育への興味を高める
子どもの実態に即した保育方法を考え、保育の意味を理解する。
グループワークやディスカッションを通して、子どもの実態に即した保育の方法について理解を深めます。具体的には、実践事例や映像等を通して、一人ひとりの子どもへの理解の仕方や、遊びの援助方法について、教員や仲間と一緒に多様な視点から考えます。また、子どもが、保育者や友達と共に育っていく姿を記録する技術やその意味について学びます。そして、子どもの興味に応じた教材を試行錯誤しながら創り、子どもたちの遊びや生活が豊かになる方法について身につけます。
運動方法・陸上競技
担当教員 鈴木 康介
授業のポイント
- 技術指導の工夫を理解する
- 陸上競技の技術や楽しさを学ぶ
- 子どもを楽しませる工夫を考える
基礎的な技術を身につけ、子どもの能力に応じた課題設定を考える。
陸上競技(運動)に含まれる走・跳・投運動の基礎的・基本的な技術を身に付けながら、様々に能力差のある児童生徒に対してどのようにしたら合理的な技術を教えることができるか、またどうしたら児童生徒全員が楽しめるような授業になるのかといった指導上の工夫について実践的に学んでいきます。

児童スポーツ教育コース
Course of Childhood Sport Education
子どもたちの心身を育てる教育力に優れた指導者を目指す

- 小・中の接続を見据え、一人ひとりの心身の発達に寄り添うことのできる教育者の育成
- 体育・スポーツの魅力を発信し、体育専科指導にも対応できる強みを持った人材の育成
- 子どもの生涯にわたるスポーツライフを豊かにする実践力のある指導者の育成
授業Pick up
体育科教育法

新学習指導要領に示されている内容を踏まえて、体育の目標、領域および領域の内容、内容の取扱いを理解します。あわせて、新学習指導要領の趣旨を踏まえた指導法計画の作成および指導方法・評価方法等を修得。児童・生徒に対して良い体育の授業を展開していくために必要な基礎的資質を養います。
トレーニング学

年齢や発育状態に合わせた運動負荷を与えることは、子どもの健やかな心身の成長に不可欠です。本講義では、幼児期から児童期を対象とした適切なトレーニング方法を学び、発育発達に応じたトレーニングプログラムを作成できる知識と能力を修得します。
生涯スポーツ論

社会の変化を捉えながら、生涯スポーツの意義、現状、課題について取り上げます。生涯にわたり、スポーツを主体的に楽しめる環境を実現するには、どのような取り組みが必要かを検討します。また、生涯スポーツのイベントを具体的に企画し、生涯スポーツへの理解を深めます。
児童スポーツ教育学科 児童スポーツ教育コース1年の時間割例(前学期)
MON | TUE | WED | THU | FRI | |
第1時限 | 基礎英語Ⅰ | 児童の身体の仕組み | 教育原理 | ||
第2時限 | 情報処理 (情報機器の操作を含む) |
日体大の歴史 (日体伝統実習を含む) |
スポーツ哲学 | 初等理科 | |
第3時限 | 教師論 | 運動方法・水泳 | 基礎ゼミナールA | 野外活動論 | |
第4時限 | 初等算数 | 初等社会 | 運動方法・陸上競技 |
児童スポーツ教育コースカリキュラム
幼児教育保育コース
Course of Early Childhood Education
乳幼児期の子どもたちの心身を育てる専門性を身に付けた保育者を目指す

- 子どもファーストの視点で見て、考えられる保育者・教育者の育成
- 子どもの未来に貢献できる人材の育成
- 子育て支援の一翼を担える保育者の育成
授業Pick up
子どもの保健

本講義では、①子どもの心身の健康増進を図る保健活動の意義、②子どもの身体的な発育発達と保健、③子どもの心身の健康状態とその把握の方法、④子どもの疾病とその予防および他職種間の連携・協働下での適切な対応について学修。子どもの心身の成長を援助するための基礎知識を身に付けます。
幼児と健康

本講義では、子どもの健康な心と体を育むための生活や遊びの環境と、子ども自ら健康で安全な生活をつくり出すための保育者の援助等について、心身の健康に関する領域「健康」の視点から捉えて考えます。子どもの心身の発達特徴や健康課題等を理解しながら、子どもの健やかな育ちについて学び合います。
社会福祉学

解決のための知識、技術を学ぶ
日本の社会福祉の歴史や現代社会におけるさまざまな問題について、具体的な例を題材に学修。また、子どもや家庭の視点から、社会福祉の法制度、実施体系、相談援助に関する理解を深めます。社会福祉における相談援助の理論や方法も学び、問題解決へと導く知識、技術を修得します。
児童スポーツ教育学科 幼児教育保育コース 1年の時間割例(後学期)
MON | TUE | WED | THU | FRI | |
第1時限 | 基礎ゼミナール I | 発達と教育の心理学 | |||
第2時限 | 児童健康教育論 | 子どもの保健 | スポーツ生理学 | 保育原理 | |
第3時限 | 基礎英語Ⅱ | 情報処理 | 保育内容総論 | ||
第4時限 | 運動方法・水泳 | 社会福祉学 | ことばと文化 | 野外活動論 |
幼児教育保育コースカリキュラム
先輩に聞く!
児童スポーツ教育学科の
ここが好き
ここが好き
星野 駿
児童スポーツ教育コース
群馬県立渋川高等学校卒
児童スポーツ教育コース
群馬県立渋川高等学校卒

児童スポーツ教育学科を選んだ理由は?
子どもが運動を楽しみながら、主体的・対話的な学びができる新しい授業を考え実践したいと考えていて、そのために初等体育に関連する授業を充実した環境の中で受けることのできる児童スポーツ教育学科を志望しました。また、国語や算数、音楽などの各教科の教育法の授業では、実際に小学校で使用されている教科書に沿って内容と指導法を実践的に学ぶことができることも魅力でした。児童スポーツ教育学科を選んでよかった点は?
夢に大きく近づくことができた点です。高校時代まで描いていた将来の夢は抽象的で、実態や現場はイメージでしかありませんでした。日本体育大学で様々なスポーツや考え方に触れ、ゼミ活動や大学が行っているボランティアへの参加を通して、子どもたちとはもちろん、子どもやスポーツを支える方々と直接交流してきました。教育・スポーツの現場を知り、その場での働き方を学んだことは自分にとって大きな成長の糧になったと感じています。児童スポーツ教育学科を選んでよかった点は?
体育や音楽、家庭科など実技の授業を通して技術や指導方法を学び、身につけられることや、教育実習やスポーツ現場実習、スキー実習などを通して実際の現場で経験することで多くを感じて学ぶことができたり、生涯スポーツや地域スポーツなど広い視野でスポーツについて学ぶことができた点です。また、男女混合授業で行う模擬授業や実技授業では、できないことも助け合って楽しく乗り越えられる点は良かったと感じています。将来の目標は?
現代の子どもたちの学習や性格に即した教育法や取り組みを模索し、子どもたちに運動の楽しさを伝えることによって、健康増進まで実現できる小学校教師になりたいと思っています。根本にあるのは「子どもとスポーツが好き」であり、小学校教員という夢は中学時代から変わっていません。残りの大学生活でも多くの経験を積み、夢の実現のために日々頑張りたいと思っています。先輩に聞く!
児童スポーツ教育学科の
ここが好き
ここが好き
落合 汐織
幼児教育保育コース
所属:ラクロス部男子 マネージャー
埼玉県立伊奈学園総合高等学校卒
幼児教育保育コース
所属:ラクロス部男子 マネージャー
埼玉県立伊奈学園総合高等学校卒
