学友会クラブ・サークル活動

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日本体育大学クリニック

お問い合わせ・ご予約は03-5706-0929

 

日本体育大学クリニック診療時間変更のお知らせ

令和2年11月2日(月)より診療時間が変更になりました。
引き続きご理解、ご協力、ご利用の程、よろしくお願いします。

【令和2年11月からの診療時間】
(受付開始 :14:30) 15:00~18:00

 

11月よりインフルエンザの予防接種を開始しました。

接種をご希望の方は、ご予約のうえお願いいたします。

 

新型コロナウイルス感染症が疑われる患者様へ

新型コロナウイルス感染症が疑われる患者様につきましては、当院を受診いただく前に、 必ず最寄りの保健所、もしくは厚生労働省の電話相談センターに電話でご相談いただき、指示を受けていただきますよう、お願い致します。

詳しくは、下記HPよりご確認下さい。

【世田谷区HP 新型コロナウイルス感染症について】

https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/fukushi/003/005/006/d00184143.html

【新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)】

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html



公式Twitterと公式Facebookを開設いたしました!

随時情報を発信しておりますので、下記QRコードよりご確認下さい。

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再生医療:PRP(自己多血小板血漿注入療法)開始のお知らせ

2020(令和2)年2月10日から、再生医療:PRP三種(自己多血小板血漿注入療法・関節外投与)
2020(令和2)年8月3日から、再生医療:PRP二種(自己多血小板血漿注入療法・関節内投与)を開始しました。
詳細は下部にある再生医療:PRP(自己多血小板血漿注入療法)の紹介内容をご参照ください。

クリニック概要

 

2018年12月3日より、保険診療を開始しました。
(本学東京・世田谷キャンパス内にクリニック誕生)
地域住民の方々をはじめ、どなたでもご利用ください。

院長 平沼 憲治

PDFリーフレット(PDF:2,224KB)

住所

東京都世田谷区深沢7-1-1(日本体育大学東京・世田谷キャンパス教育研究棟G階)
TEL:03-5706-0929

概要

カレンダー11月

カレンダー12月

ご利用いただく皆様へ 

  • 本学の学生・教職員はもとより、地域住民の方々をはじめ、どなたでもご利用いただけます。
    (もちろんスポーツに起因しない怪我や病気も受診できます)
  • お会計(支払い)は現金のみのお取り扱いとなります。
  • 予防接種・抗体価検査 内科診療日で取り扱います。(予約制)
  • 駐車場 大学構内の駐車場はご利用いただけません。(公共交通機関をご利用ください)

施設案内

案内図

受付



 

待合室


保険証をお持ちの上、ご希望診療科の受付時間内に正面玄関入ってすぐの「受付」へお越し下さい。

診察室

写真:診察室 ベット1台、エコー1台を設置し、診察を行います。電子カルテと画像を2台のモニターに映し、画像検査の結果説明を行います。

レントゲン室

写真:レントゲン室 X線撮影は、全てデジタル撮影なので、すぐに診察室のモニターで患者さんと一緒にみることができます。
【X線検査を受けられる方へ】
妊娠、またはその疑いがある方は事前に医師に申し出てください。金属類やボタン、湿布薬など、お写真に影響がある物は取り外していただいたり、検査着にお着替えいただいたりする場合がございます。わからないことがありましたら、お気軽に医師にお尋ね下さい。

採血室

写真:採血室 血液中に含まれる細胞、酵素、抗体の量などを数値化し、その増減により病気の診断やメディカルチェックに必要となる臨床検査を行います。

処置室

写真:処置室診察、骨折や捻挫の固定、創傷の消毒や縫合、装具のサイズ合わせなどを行う場所です。

点滴室

写真:点滴室 ベット2台用意し、注射、点滴などを行います。患者様のプライバシーを考慮しベットにはカーテンを設置しています。また、診察室としても使用します。

リハビリ室

写真:リハビリ室 医療機器などを用いて、物理療法を行っています。鎮痛効果、循環改善、治癒促進、機能回復等を目的としています。

生理機能検査室

写真:生理機能検査室 生理機能検査室では、患者様から直接生体内の情報を得ることができます。主に心電図検査・超音波検査・呼吸機能検査・心配運動負荷試験を行うことが可能です。

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設備・機器

拡散型ショックウェーブ

「鎮痛」と「治癒促進」によって患部にアプローチする圧力波治療器。疼痛コントロール、血液循環改善、筋緊張緩和などの効果があります。

複合型超音波

異なる2つの電気+超音波のコンビネーション刺激を経皮的に鎮痛及び筋萎縮改善に用いられる神経及び筋刺激を行います。

高周波温熱機器

ラジオ波と呼ばれる周波数帯の電磁波を流し、温熱を発生させる。リラックス効果も高く疲労回復、コンディショニング等にも効果的です。

超音波骨折治療器

超音波をあてることによって、骨折時等の骨の形成を促進し、治癒の促進を行います。

徒手筋力測定評価器

microFET2を用いて徒手筋力評価法(MMT)を行うことにより客観的かつ定量的に筋力をより正確に評価できます。

超音波診断装置

リアルタイムに検査画像が得られ、被ばくの心配がないことから腹部臓器や循環器、運動器など広い臨床分野でルーチン検査や精密検査の目的で幅広く使われています。
超音波診断検査画像例

トレッドミル

歩行や走運動時の有酸素能力を測定することができます。

エアロバイク

座位姿勢でも安全に負荷試験を行うことができます。

血圧脈波検査装置

12誘導の心電図を計測解析。血圧、脈波、心音、下肢血管の血流障害の程度を測定します。

Spiro Sift

ホルタ記録器

パルスオキシメータ

自動身長計付体組成計

健康診断や運動処方を行う際の基礎情報を測定します。

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当クリニックで検査可能(自費診療)な新型コロナウィルス抗体検査、PCR検査について

当クリニックでは7月中旬から新型コロナウィルスの抗体検査が、8月初旬から同PCR検査が行えるようになりました。どちらも自費診療のみで、無症状の方が対象となります。各検査の費用や検査意義について下記に記しますのでご参考にしていただき、希望する場合は内科診療時間で予約をしていただくようよろしくお願いいたします。

抗体検査

費用

8000円

検査キット

One Step Nvel Coronavirus IgM/IgG Antibody Test Kit(Artron, Canada)
感度(感染している人が陽性と出る確率)93.4%
特異度(感染していない人が陰性と出る確率)97.7%

検査方法

指先に針を刺し、微量な血液検体で検査をします。

検査の意義

人間の身体はウィルスに感染すると、そのウィルスに対して特異的なIgM抗体とIgG抗体を作りますが、新型コロナウィルスの抗体は発症してから約1-2週間後頃から作られます。IgM抗体は発症後約5~6週間でなくなっていきます。IgG抗体はその後も数か月から数年残りますが、まだどのくらいの期間残っているのかについてはわかっていません。つまり抗体検査は今からさかのぼって約2週間より前に感染しているかどうかを調べていることになります。

〈IgG抗体のみ陽性になった場合〉

今から6週間より前に感染していたと考えられ、現在はすでに治癒していると考えられますので問題ありません。

〈IgM抗体が陽性となった場合〉

今から2週間~6週間前に感染していたと考えられます。無症状の場合、発症日がわかりませんので、発症後約3-4週間排出される新型コロナウィルスを現在も排出している可能性が否定できません。この場合は約1週間の自宅安静もしくは唾液のPCR検査をお勧めします。

PCR検査図

PCR検査

費用

28000円

検査方法

唾液検体のみ
※唾液検体は有症状者に対しては、発症後9日以内の適応となっていますが、無症状者に対しては鼻咽頭ぬぐい液と高い一致率を確認できており、厚生省も唾液を用いた検査で活用可能と判断しているため、負担の少ない唾液の検査のみ行っております。
感度(感染している人が陽性と出る確率)70%
特異度(感染していない人が陰性と出る確率)99%

検査の意義

鼻咽頭ぬぐい液や唾液などの検体中に新型コロナウィルスの遺伝子配列が存在しているかどうかを検出する検査になります。現在の感染症状を反映することができる検査ですが、感度70%・特異度99%といわれていますので、感染していても30%の人は見過ごされる可能性があり、逆に感染していなくても1%の人は誤って陽性という判断をされることになります。
当クリニックでは無症状での検査が前提となりますので、検査結果に対しては下記のように判断することになります。

〈陽性の場合〉

新型コロナウィルスに感染していることになります。保健所に連絡しその後の判断を仰ぐことになります。検査をした方には保健所から直接連絡がいく可能性もあり、氏名や連絡先についてはこちらからお伝えさせていただくことになります。

〈陰性の場合〉

現在新型コロナウィルスに感染している可能性はかなり低いと考えられます。しかし陽性の場合でも約3割は見落とされている可能性がありますので、引き続き3密を避けた新しい生活様式の継続をお願いいたします。

※海外渡航や大会参加などのため、陰性であることの証明書が必要な場合は別途診断書料が発生します。
和文3000円、英文5000円

再生医療:PRP(自己多血小板血漿注入療法)

PRP(Plate-Rich Plasma)治療担当医師・整形外科 清水勇樹

※当院は、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」において求められる「再生医療等提供計画」に関する届出を関東信越厚生局に提出・受理されております(第三種 計画番号:PC3190199/第二種 計画番号:PB3200067)。 これにより第二種・細胞培養加工物(PRP)の各関節内への投与、ならびに第三種・細胞培養加工物(PRP)の筋肉・腱・靭帯への投与が可能になっております。

PRP療法について

PRP療法とは、患者さん自身の血小板を利用した自己治癒力を高める、再生医療の一種で、スポーツ医学分野において欧米では10年以上の実績があり、最近ではトップアスリート(ヤンキース・田中将大選手やエンゼルス・大谷翔平選手など)が、肘内側靱帯損傷にPRP療法を行い話題となりました。この詳細は、血小板から組織修復を促進する成長因子が供給され、損傷組織の修復が促進されるという自己治癒力をサポートするメカニズムを利用したものです。

我々のPRP療法の経験

我々は、PRP療法を日本でもいち早く取り入れ、2010年にJリーガーの難治性膝蓋腱炎に初めて施行し、劇的な回復を経験して以来、スポーツ選手だけでなく、上腕骨外上顆炎(テニス肘)や変形性関節症に悩む患者さんに対し、数多くのPRP療法を実施し、症状の改善や治癒の促進が進む症例を経験して参りました。(PRP治療歴参照)

【PRP治療歴】

2010~2013年 産業医科大学病院スポーツ関節鏡班 産業医科大学大学院
▶Jリーガー初PRP注射実施 年間50~100例
2014~2015年 福岡スポーツクリニック堺整形外科
▶年間約100例
2016年 産業医科大学若松病院
▶年間約20-30例
2017年~ AR-Ex尾山台整形外科東京関節鏡センター
▶年間約10-20例
2019年12月 ISAKOS認定教育研修quironsalud病院(バルセロナ・スペイン)
▶PRP治療と手術の研修修了証取得
2020年2月~ 日本体育大学クリニック PRP療法(第三種:関節外)開始
2020年8月~ 日本体育大学クリニック PRP療法(第二種:関節内)開始

PRP外来手術研修修了証byDr.Cugat

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当院のPRP療法の強みと病態に応じたPRP療法の工夫

近年ではPRP療法についての研究が進み、PRP療法といっても、調整方法、投与量、投与回数、他の治療との併用などの様々な報告があり、医療施設毎にその方法が異なります。 当院では、2019年に欧州PRP療法の権威であるDr.Cugatが在籍されるスペイン・バルセロナのquironsalud病院でのPRP療法外来手術研修を踏まえ、これまでの経験と合わせて、白血球の多いPRPと白血球の少ないPRPの使い分けや量、投与回数、他治療との併用など患者さんの病態に合った適切なPRP療法を実施致します。もちろん、PPR療法の効果については、損傷の程度や血小板作用など個人差もあり、確実に効果があるとは一概には言えませんが、抗凝固剤など他の薬剤も使用せず、患者さん自身の血小板を利用した自己治癒力を高める治療であるのため、安全な治療です。また、超音波診断装置を用いて超音波ガイド下で確実に損傷部位にPRPを投与します。

コスパの良いPRP療法 手術に至る前の最適な選択肢の一つとして

PRP療法は保険診療の適用外のため自費診療となります。リーズナブル「プチプラPRP」として、料金も比較的低価格に設定しました。 そう言ってしまうと、安かろう悪かろうと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、当院のPRP療法は、無菌操作で安全かつ簡便に再現性高く、組織修復有意な環境に作用するPRPを作成できる高度管理医療機器として承認されたPRP作成キットを使用しています。 また、臨床試験でも変形性膝関節症については、8本以上のエビデンスレベルの高いLevel1 RCT(ランダム化比較試験)が権威のあるスポーツ医学雑誌(AJSM, Arthroscopy, KSSTA)に投稿されており、どれも優秀な成績を収めていることから、安定的な作成方法といえると思います。つまり、コスパのよい「プチプラPRP」と言っても過言ではないと思います。 肉離れ、腱・靭帯損傷からのスポーツへの早期治癒・復帰目的や難治性スポーツ障害・変形性関節症などの手術に至る前の最適な治療の選択肢の一つとして、ご検討下さい。

遠心前の血液と分離した後の血液を示した図(赤枠内がPRPとして採取される部分

組織の分解や炎症亢進に関連性の高い白血球(特に好中球)並びに赤血球を極力除外し、血小板と血漿中に含まれる組織再生優位に働く成分を多く含む部分を回収します。血小板を大量に回収するため過度に濃縮してしまうと組織治癒に望ましくない赤血球や大量の白血球(好中球)の混入を許してしまいます。

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治療の流れ

①診察(保険診療)

・治療の適応であるかを診断するために、1度通常の受診をしていただきます。
・予約につきましては、以下の問い合わせ先までお願いいたします。
・クリニック外来予約電話番号: 03-5706-0929(15時30分~スタッフ在中しております)
・医師の診察、各種画像検査の結果を基に、PRP治療の計画を立てます。その計画を元に、次回以降のPRP療法のご予約をお取りいただく流れとなります。
◆PRP療法の適応を判断するために、各種検査(レントゲン・CT・MRI)の画像データ(CD-R)をお持ちの方は必ず初診日にご持参ください。
※持参できない、もしくは撮影後時間が経過しているなど判断材料として不十分の場合は、当クリニックで撮影もしくは他院へ依頼させて頂きます。
・PRP療法の説明と同意書の取得を行います。

②PRP療法当日の流れ(保険適応外自由診療)

・受付を済ませ、同意書を確認後、採血を行います。
・採血から治療まで約15~30分程度で完了します。
・採血を遠心分離機にセットしPRPを採取します。
・1キットで15ml採血し、3-6ml程度のPRPを作成可能です。
・エコーガイド下に観察しながら確実に患部にPRPを注入します。
・損傷した腱や靭帯のような緻密結合組織の場合、圧をかけて注入するため激痛を伴うことがあります。
<投与量>PRPの効果は、海外の文献によると、投与量に依存する(dose-dependent)ことが報告されておりますが、別の文献では6倍以上の濃度で、効果は頭打ち(増加しない)となることが分かっております。そのため、当院では、患者さんの病態にもよりますが、1キットよりも2キット同時投与をお勧めいたします。
<投与回数・間隔>国内海外の文献によると、3~4週間毎に3回PRP療法を1クールとして行っている文献が多くあります。当院でも同様なスケジュールで行います。
<体外衝撃波治療との併用>ここ4-5年の間にPRPとESWTを併用した治療がより効果が高いことが報告されています。当院では、拡散型体外衝撃波治療機器(ESWT)を導入しておりますので、併用も可能です。体外衝撃波治療により得られる効果としては、疼痛を誘発している神経終末部の変性・破壊や疼痛伝達物質の減少、血流の改善が考えられており、PRPの効果をより発揮できる環境となります。よって、採血後、PRP投与前の待ち時間に体外衝撃波治療を実施し、PRP完成後に患部にPRPを投与するPRP+ESWT併用療法をお勧め致します。

治療後の注意点

・注射直後は疼痛のために、稀に歩行困難な方もいらっしゃいますが、通常アイシングなどを行い10-15分程度休憩すれば、徒歩で帰宅可能です。
・当院から処方する鎮痛剤以外の鎮痛剤を使用した場合、PRPによる治癒過程をブロックしてしまうため、消炎鎮痛剤の使用はお勧め致しません。(外用剤・市販薬も含む)
・日常生活動作は注射当日から可能です。
・治療後3~4日間は、細胞の活発な代謝が起こる炎症期のため、痛みや腫れを生じることがありますが、徐々に軽減していきます。
・リハビリについては、翌日から疼痛に応じて可能です。ただ、患部に直接刺激が加わる様な鍼や体外衝撃波療法は、PRP後1週間経過するまでは控えて下さい。
・詳細は診察時に担当医にお問合せください。
・ 1-3回のPRP療法を終了後、約3か月後、6ヶ月後に、症状や日常生活レベルの改善、レントゲン写真や超音波画像やMRI検査所見がどのように変化したかを評価します。また、PRP療法を受けた患者さんの個人を匿名化し、症状や画像の治療経過など分析を行い、学会や医学雑誌で報告することで、将来、より良いPRP療法を提供できるよう努めたいと思います。どうぞ、ご理解ご協力をよろしくお願い致します。

費用

PRP療法は保険外診療(自由診療)となります。
当院では以下の通りに価格を設定しております。
疾患・症状により複数回の治療が望ましい場合もあります。詳細は診察時に担当医にお問い合わせください。
▶PRP三種:関節外注射(靱帯、腱、筋肉など)1回あたり: 20,000円(税別)
▶PRP二種:関節内注射:30,000円(税別)
※先進医療や高額医療の補助の対象とはなりません。
10年以上PRP療法を実施し、多くの患者さんでその高い効果・実力を経験してきました。現在は施設によっては10万円以上の高価な治療になってしまった、効果が高く優れた治療であるPRP療法を「プチプラPRP」として、誰でも手が届く値段で治療を提供したいという思いから、上記値段と致しました。
※プチプラ=、「プチプライス」の略。安く手頃な良い商品として肯定的ニュアンスで用いられる。

治療対象の疾患と作用・効果 海外文献より

▶変形性膝関節症
変形性膝関節症は関節軟骨の老化、肥満や素因(遺伝子)、また骨折、靱帯や半月板損傷などの外傷、化膿性関節炎などを主因として発症します。 例えば、加齢によるものでは、関節軟骨が年齢とともに弾力性を失い、使い過ぎによりすり減り、関節が変形していきますが、同時に分子レベルでも組織修復のバランスの破綻が生じることで疼痛やさらなる関節の変形が促進される負のサイクルが発生します。 白血球少量(Leukocyte-Reduced) PRPは組織の分解有意に偏ってしまった関節に対して、組織修復的に働く成分を注入し、バランスをとり、組織修復的な状態に移行させることを目的としており、重症度に応じ治療回数を決定します。 患者様の実感としては疼痛低減やこわばりの改善、現状以上の変形の進行の抑止、場合によっては組織の回復等が見られます。
作用について、以下の研究データによれば、変形性膝関節症の重症度が中等度の患者に対して、1週間おきに3回PRPを投与。膝関節の機能スコア:WOMAC(膝の痛みやこわばり等)が47点から10点(100点満点で0に近いほど正常な膝の状態に近い)に改善が示されています。

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青色のACPと示されている方が、PRP治療を受けている患者のデータであり、灰色のPlaceboと示されている方が、生理食塩水(コントロール:効果の比較のために使う治療効果の無い偽薬)です。

(Smith et al. 2016)

▶スポーツ関連疾患(外傷・変性)
組織自体が持つ再生能力を超えて、組織への繰り返しの力学的な負荷が積み重なると組織が"変性"してしまいなかなか治りにくい環境になってしまうことがあります。白血球少量(Leukocyte-Reduced) PRPはこれらの痛んだ組織の細胞を刺激することにより、より正常に近い環境の組織に近づけ、機能を改善することを目的としています。関節内よりも本来ある組織修復能力が高いため、治療回数は比較的少なくて済みますが、重症度により反復的な投与も必要となります。また、スポーツを行っており、捻挫や肉離れ等の症状があり、少しでも早期復帰を望む方も適応となる場合があります。
作用について、以下の研究データによれば、リハビリをしても改善の見られないジャンパー膝に対して、2回のPRP投与と3回の体外衝撃派療法の効果を比較しており、PRPの方が効果が高かったことが示されています。(VAS:痛みのスケール 10点満点の評価で10が最も強い痛みで0が痛みなし)(VISA-P:膝の腱症の重症度 100点満点で点数が高いほど良い)

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(Ventrano et al. 2013)

当院で用いる多血小板血漿(PRP)の特長 海外文献より

多血小板血漿(PRP)といっても調整方法によって得られる成分が異なり、特性が異なるといわれています。 当院で用いるPRPはPRP作成用のキットとして厚生労働省に認可された高度管理医療機器、Arthrex社製のACPダブルシリンジシステムにより精製される"白血球を極力除外したPRP "です。この種のPRPを当院が選択している理由としては以下があげられます。

①信頼性の高い先行する臨床研究がある点
権威ある整形外科雑誌にエビデンスレベル 1(科学的根拠としての信頼性が最も高い)の同一または同一種類とされるPRPを用いている研究結果が複数報告されており、安全性・治療効果を確認することができる。(Creza et.al. 2012)(Smith et al. 2016)(Sánchez et al)(Sandeep et al. 2013)(Vaquerizo et al. 2013)(Cole et al. 2016)(Lin et al 2019) (Ventrano et al. 2013)(Boesen et al. 2017)

②基礎的な研究からの効果の裏付けがある点
この種のPRPについてはヒトの細胞用いた研究や治療対象とする疾患の動物を用いた研究などから、組織再生に有効と考えられている効果が複数確認されている。

変形性関節症に関して
・関節のクッショニングを改善する成分(ヒアルロン酸)の合成を促進する働き(Anitua et.al 2007)
・軟骨の潤滑性に関連する成分を増加させ、こわばりを改善する働き(Sakata et.al. 2015)
・変形性関節症における軟骨の分解と疼痛を引き起こすサイクル(NF-kB)を緩和する働き(Yin et al. Med Sci Monit, 2016)

スポーツ関連疾患に関して
・腱変性において、炎症低減、組織分解に関連する成分の抑制する作用(Yan et al. AJSM, 2017)
・腱変性において、変性組織のより正常な組織(コラーゲンタイプ1)への置換の促進する作用(González et al. Scientific Reports, 2015)

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よくあるご質問

Q.どういった症状の場合、PRP療法が有効ですか?
変形性膝関節症についていえば、人工関節の適応とはならない程度の重症度であり、ヒアルロン酸注射を何度も受けたが改善しない方適応となると考えております。 スポーツ関連疾患(外傷・変性)についていえば、保険診療におけるリハビリを十分行ったが改善が見られない腱の変性疾患やスポーツを行っており、捻挫や肉離れ等の症状があり、少しでも早期復帰を望む方も適応となると考えております。

Q.PRP療法は保険診療における治療と比較し、どのようなメリットがありますか?
高額な治療ですので、保険診療で治療できる場合には保険診療で治療をすることをお勧めしますが、保険診療における治療で無効であり、手術しか選択の無い患者様は一度考慮してよい治療といえるかもしれません。 変形性膝関節症についていえば、関節の健康寿命を延ばせる可能性のある治療として、スポーツ関連疾患(外傷・変性)についてはスポーツへの早期復帰や手術の回避の可能性のある治療として期待されています。

Q.PRP療法はどの程度の期間で効果が実感できますか?
変形性膝関節症では先行する研究データによると治療後1-2週間程度で効果が徐々に表れ始め、2か月後程度から効果が実感されてくることが示されています。ただしこれらはあくまで平均値ですので、ばらつきはあります。また、重症度や年齢等によっても効果が左右される可能性があります。

Q.APS療法と何が違うのですか?
APS療法は一言でいうと抗炎症性の成分が濃縮されたPRPです。1回の注射で一般的なPRPと類似する作用が1年にわたり作用する可能性が示唆されていますが、キットが高額なので治療費がかなり高額となっているようです。まだデータが乏しく効果の優劣を十分に行うことは難しいのが現状です。(Kon et al. 2018) (Smith et al. 2016)

医師紹介

院長
平沼 憲治(ひらぬま けんじ)

写真:平沼 憲治

当クリニックは、経験豊富なスポーツドクターが診療を行っております。整形外科では、スポーツ外傷・障害の診断・治療および再発防止のアドバイスを受けることが出来ます。
内科では、心肺機能の精査(負荷心電図等)を行うことができ、突然死の予防に努めます。学生・教職員・地域住民の皆様にご利用して頂きたいと願っております。
※当クリニックは、保険診療を行っております。

資格

日本体育大学保健医療学部 学部長、産業医科大学医学部卒業・博士(医学)、日本スポーツ協会公認スポーツドクター、日本整形外科学会認定スポーツ医、日本整形外科医学会整形外科専門医

専門分野

スポーツ外傷、肉離れ損傷

チームドクター歴

平成18年「第9回秩父宮記念スポーツ医科学激励賞受賞」
横浜F・マリノス メディカルアドバイザー(ユース以下含め)、産業医
富士通フロンティアーズ(アメフト)チームドクター

経歴

昭和60年 関東労災病院整形外科研修医
昭和64年 横浜南共済病院整形外科勤務医
平成元年 関東労災病院リハビリテーション科勤務医
平成 2年 産業医科大学整形外科専修医
平成 3年 西日本産業衛生会健診医
平成 5年 富士電機病院整形外科医
平成26年 産業医科大学医学部整形外科非常勤講師

整形外科
清水 勇樹 (しみず ゆうき)

写真:清水 勇樹

専門分野はスポーツ整形、特に、疲労骨折(腰椎分離症、第5中足骨疲労骨折(Jones骨折)、脛骨疲労骨折、舟状骨疲労骨折など)や肉離れ、アキレス腱断裂、靭帯損傷、半月板損傷、滑膜ひだ障害、投球肩障害、野球肘、腓骨筋腱脱臼、膝蓋骨脱臼、股関節インピンジメント(FAI)、股関節唇損傷、成長期に起こるオスグッド病をはじめとする骨端症といったスポーツ障害・スポーツ外傷を得意としています。また現在も関節鏡視下手術を主とした手術も行っています。
超音波診断装置を使った診療も得意とし、超音波ガイド下注射やハイドロリリースを駆使し、「確かな診断、確かな適応、確かな治療」し、一人一人の多種多様なニーズに合うベストな治療方針を選択し、早期復帰へ向けて、全力で復帰までサポートいたします。

資格

医学博士(甲)、産業医科大学産業医学基本講座 修了認定、日本整形外科学会 専門医、日本整形外科学会認定スポーツ医、日本体育協会公認スポーツドクター

チームドクター歴

平成18~20年 大分トリニータ チームドクター
平成19~25年 ニューウェーブ北九州(現ギラヴァンツ北九州)チームドクター
平成20~21年 全日本大学選抜サッカー男子帯同ドクター
平成21年   ユニバーシアード(ベオグラード) 日本代表サッカー男子 チームドクター
平成25年~  全日本大学サッカー連盟 医事委員
平成26年   東京ヴェルディ チーフチームドクター
平成27~28年 長野パルセイロ チームドクター
平成29年~  横浜Fマリノス チームドクター、ユースチーム チームドクター

内科・外科
遠藤 直哉 (えんどう なおや)

写真:遠藤 直哉

大学病院での胸部外科・心臓血管外科の経験、国立スポーツ科学センタースポーツクリニックでのスポーツ医学(内科)の経験から、循環器疾患や外科疾患、スポーツ内科を専門としています。またスポーツ科学研究にて学位を取得しており、アスリートはもちろん一般のスポーツ愛好家や生活習慣病の方への運動処方や運動指導も専門としています。
アスリートの専門的診療やドーピングコントロールの相談はもちろん、循環器疾患や消化器疾患、生活習慣病疾患の予防や治療に伴う運動療法や薬物療法、予防接種など、幅広く対応いたします。

資格

日本外科学会専門医、日本体育協会公認スポーツドクター、博士(スポーツ科学)

活動

日本オリンピック委員会(JOC)医科学専門部会部門員、日本水泳連盟医事医員
水球日本代表チームドクター、JOC派遣として夏季・冬季ユニバーシアード大会やアジアビーチゲームズなど帯同

お問い合わせ先

日本体育大学クリニック
TEL:03-5706-0929 / FAX:03-5706-0938

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