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辻 沙絵 選手インタビュー

辻 沙絵 選手

感動を届けられる人になりたい。
最後の100m、一番つらいところを見てほしい。

Q 出場が決まったときの心境は

  率直にうれしかったです。でも、この一年代表枠を取りに行ってて6月の最終選考レースが終わってもすぐには発表されなくて。最終決定が7月に入ってからだったのですごくもどかしかったです。やっとスタートラインに立てたので、これから2ヶ月間が勝負だと思っています。

Q リオ大会での目標は

  初めてのパラリンピックなので何色でもいいのでメダル獲得したいです。いつかはオリンピックの競技レベルまでいけたらとは思いますが、今は目の前の大会でメダルを獲得してきたいです。

Q 10ヶ月間ハンドボールとの両立をしてきましたが、陸上だけに絞るきっかけとなったことはありますか

  2015年10月に出場した世界選手権で100m6位に入賞したことにより、二足のわらじではなく陸上だけにしてもう少しやったらメダルに近づけるのではないかと感じたからです。また、男子走り幅跳びで優勝した山本篤選手の金メダルを獲得した瞬間を生で見て、表彰式での国歌を聞いた瞬間にすごく感動しました。このように感動を周りに共有することが出来る人になりたいなと。でも周りのためだけではなく、自分が後悔をしないように満足いくような走りをしたいです。

Q 日体大の授業の中でためになったなと思う授業は

  「スポーツ社会学」でスポーツ選手としての心構えとして、ドーピングのことや競技の成り立ちなどスポーツをいろいろな面から考えることが出来たのはよかったです。また、「スポーツ教育実践法」は教員を目指している私としては実践的に話をするいい機会でした。

Q 日体大での同期の存在を教えてください

  ハンドボールの同期はつらいことも楽しいことも共有してきて、陸上で勝負すると決めた時も背中を押してくれた仲間たち。陸上競技部の同期は陸上のことが何もわからない私に一からいろいろと教えてくれました。2年生の3月から入部したけど入学当初からいるかのように扱ってくれます。

Q 陸上を始めてハンドボールとの違いで戸惑ったことは

  ハンドボールは団体競技なので周りにいつも目を向けなければならなかったけど、陸上は一つのことに集中しなければならないのが困りました。例えば、レース前誰かの電話が鳴ると本当は集中しなければならないのに気になっちゃったりします。技術的にはフォームやペース配分、レース展開の感覚はまだつかめていません。

Q 開幕まで2カ月を切った今、重点的にやっていることはありますか

  400mのトレーニングを中心にタイム感覚を養うトレーニングを行っています。また、乳酸耐性トレーニングも取り入れています。

Q 試合前に集中力を高めるためにしていることは

  表彰台に上がるイメージを持ってどれだけ良いフォームで走れるかを考えています。試合前日はテレビや音楽を聴くと興奮してきて眠れなくなってしまうので、何も考えないようにしています。日記を読み返してつらかった時のことを思い返して原動力にしています。

Q 最後に応援してくださる方へメッセージをお願いします

  ハンドボール関係者をはじめ陸上関係者の方々、たくさんの方々にご声援をいただきうれしく思っています。未熟な部分がありますが、日本からの声援を走りにつなげていきたいと思いますのでご声援のほどよろしくお願いいたします。400mでメダルを目指しているので、400m最後の100mで一番つらいところを見てほしいと思います。

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