組立体操とは?

組立体操とは 〜組体操とのちがいは?〜

組立体操

体操部.png「組立体操」を「組体操」と思っている人が多くいますが、両者は異なる性格をもっている体操としてとらえられています。組体操は動的な運動であるのに対し、組立体操は主に表現的身体活動を目的とした静的な運動です。組立体操はピラミッド・エクササイズやアクロバティック・ジムナスティックスとも呼ばれ、単なる記録の更新や勝敗に一喜一憂するスポーツ領域ではなく、仲間とからだを組み合わせ、あるいは積み上げて造形を作り、美の共同感を味わう体操です。
 得られる効果としては、仲間同士で造形を作り上げていく過程の中から、忍耐力や協調性・共同性などの精神が養われていきます。最初はなかなか上手くいかずに失敗を重ねますが、お互いに相談しながら徐々に動き方を覚えて完成させていきます。そして仲間と協力して成功した時の達成感は、スクリーンショット(2016-04-01 23.16.19).pngとても大きなものになります。
 組立体操は運動会や体育祭などで、主に男子が行なう集団演技として学校現場で行なわれています。しかし、指導者たちからは少し厄介な体操として考えられています。なぜなら、多人数を一斉に指導する場合が多く、指導にとても時間がかかることや、大きな事故や怪我の心配から組立体操の実施を避ける指導者も多くなってきています。教育的価値が満載の組立体操が教育現場からなくなっていくのはとても残念なことです。

組立体操の特徴

1. 達成感を感じられる
2. 協調性を養うのに最適である
3. 忍耐力が身につく

指導上の留意点

1. 服装に気をつけさせる
2. 準備運動をしっかりさせる
3. 簡単な造形から始め、低い造形から高い造形へと発展させる
4. 2人組から徐々に多人数を組ませる
5. マイクや笛などを効果的に使用する
6. 安全性を優先させ、集中力が低下しないように常に注意を促す

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いろいろな組立体操
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