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体育学科

青少年の健全な育成やスポーツの競技力向上に
必要な能力を身に付ける。
体育学科では、「スポーツ教育」と「競技スポーツ」に関する学修領域を設け、スポーツ情報、医・科学に関する知識のほか、コンディション管理やスポーツ傷害予防に関する知識と技能を習得できる本学独自のプログラムを設けています。一人ひとりの技術レベルに対応する指導力や即戦力、さらに学校・スポーツ団体・諸施設などと緊密に連携が図れるリーダーシップも身に付けます。

修業年限
4年
学位 学士(体育学)
修了・卒業要件 124単位以上
入学定員
800名
在籍者数
3,300名
男女比
男子67%女子33%
(2023年5月現在)

想定される進路

  • 中学校・高等学校教諭(保健体育)
  • 専門学校教諭
  • 幼児体育指導員
  • プロスポーツ選手
  • 実業団選手
  • スポーツインストラクター
  • アスレティックトレーナー
  • 医療機関
  • 各種公務員
  • 一般企業 ほか

取得がめざせる免許・資格

  • 中学校教諭一種免許状(保健体育)
  • 高等学校教諭一種免許状(保健体育)
  • 特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者・肢体不自由者・病弱者)
  • アスレティックトレーナー(受験資格) *競技スポーツ領域のみ
  • 水泳コーチ3(受験資格)
  • ハンドボールコーチ1(受験資格)
  • JPSU スポーツトレーナー資格(受験資格)*競技スポーツ領域のみ
  • 日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者(受験資格)

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学科のポイント

専門知識・技能の獲得
体育学科 学科のポイント1基幹科目の「トレーニング学」「コーチング学」「スポーツバイオメカニクス」「測定評価学」「スポーツ心理学」や、各種の実習・実践科目により、アスリートやその指導者になるために必要な専門知識・技能を習得。また、学校教育の指導者に必要な、青少年の健全育成のための高度な実践力や専門知識を学びます。
競技力の向上
体育学科 学科のポイント2高い競技力を体得し、より一層の技術の向上を目指して日々、努力します。また、心技体それぞれが科目ごとに分かれた「スポーツトレーニング論」や基礎・応用・総合と設けられた「アスレティックトレーニング論」など、専門的・科学的なトレーニング、コーチング方法を学ぶことで競技自体の発展に貢献します。
指導力・リーダーシップの育成
体育学科 学科のポイント3体育スポーツに強い関心を持ち、体育スポーツ分野の指導者を目指して研究・習得に励みます。また、「スポーツ経営管理学」「スポーツ行政」「教育の方法と技術」「教育の制度と経営」「生徒指導論」などの展開科目を学ぶことで、教育現場・スポーツ団体などの指導者としてふさわしい素養や知識、リーダーシップを養います。

授業Pick up


効果的な筋力トレーニングを理解する
トレーニング実践演習
担当教員 岡田 隆

授業のポイント
  • 座学だけでなく、実技練習やグループワークも重視
  • トレーニング指導者に必要な知識も身に付く
  • これまでのトレーニング経験を活かせる
トレーニング実践演習

情報豊かな現代のトレーニング指導者に
必要な知識と実践の習得を目指す。

トレーニングは、競技能力の向上や損傷の予防、健康増進のために幅広く実施されています。一方、現代は道具の多様化により、トレーニングも多様化し、さまざまな方法が混在しています。数多くの情報を入手可能な現代において、情報を正確にとらえ、それらの本質を理解することが必要です。本講座ではアスリートのパフォーマンスが「より速く、より高く、より強く」向上するために、トレーニング指導者に必要な知識と実践の習得を目指します。座学や実技練習、グループ学習などを用いて、理論と実践の両面を深めます。

日常の筋力トレーニングを改めて見直し、
パフォーマンスを高める。

具体的には、筋力トレーニングに特化し、ストレングス&コンディショニング理論の学習やトレーニングプログラムの作成、実技能力の向上を目指します。下肢、上肢、全身の各トレーニングの実践と指導方法を理解し、トレーニング強度や休憩時間に関するトレーニング科学についても知識を広げます。また、グループワークではエラーテクニックの評価を学習し、グループでトレーニングプログラムを作成。実施や指導に当たります。自身もアスリートとして、これまで多くのトレーニングを行っていることと思いますが、その中の疑問点を持ち寄り、授業で学んだことを通じて、今後のトレーニングの質を向上させてください。
スポーツ教育領域
Sport Education
主に学校体育の指導者として
必要な知識・実践力を身に付ける。
スポーツ教育領域
中学校・高等学校をはじめとする教育現場では、日体大の卒業生が数多く活躍しています。
これは、日体大独自のカリキュラムが教職員の育成に寄与する証しであり、学生自身の意識の高さの表れといえます。
スポーツ教育領域では、学生は人を育てる喜びや感動を得るため、子どもたち、そして社会に求められる指導者の資質を養います。

授業Pick up

トレーニング学

トレーニング学「体力」の定義を理解し、体力についての現代の考え方を認識していきます。そして、アスリートの競技力向上を目指した体力トレーニング、一般人の健康維持・増進を目的とする健康づくり運動の基礎知識を正しく修得し、目的に合った科学的実践方法・指導方法への理解を深めます。

体育科教育法

体育教師に必要な基礎的知識を学修する教員免許状取得のための必修科目保健体育科の体育についての目標や内容、指導計画、学習指導法、評価方法などについて理解を深め、保健体育科の教師として授業を展開するための基礎を培います。教員免許状を取得するための必修科目で、学習指導要領に沿った講義や課題学修(指導案の作成など)を進めていきます。

スポーツ実践指導法・陸上競技

陸上競技の指導法を実技を通して実践的に学ぶ陸上競技の種目の中から何種目かを選択し、その指導案を学生自身が作成します。学生は、指導案に沿った内容で授業を展開し、教える難しさや伝える難しさを経験しながら、指導法や説明・表現方法などを学修します。中学校・高校の保健体育教員を目指している学生を対象に、実技を中心に実施します。

スポーツ教育領域 1年の時間割例

  MON TUE WED THU FRI
第1時限 ストレッチング実習        
第2時限 運動方法・陸上競技 生命科学 基礎英語 I 哲学  
第3時限 発育発達論 教育原理   日体大の歴史
 (日体伝統実習を含む)
運動方法・体つくり運動
 (体操)
第4時限 運動方法・ソフトボール
 (野球を含む)
  運動方法・器械運動 スポーツ研究A 情報処理
 (情報機器の操作を含む)
スポーツ教育領域カリキュラム
競技スポーツ領域
Athletic Sports
将来のトップアスリートやコーチングスタッフを目標に、知識と競技力を養う。
競技スポーツ領域
世界で戦える国際レベルの競技力は、選手と指導者の努力、そして両者が最大限の力を発揮できる環境により培われます。競技スポーツ領域では、科学的トレーニングやコーチング、コンディショニング管理についての高度な実践力や専門知識を学び、競技力に優れたトップアスリート、質の高いコーチングスタッフを目指します。

授業Pick up

アスレティックトレーニング論(基礎Ⅰ)A

アスレティックトレーニング論(基礎Ⅰ)Aアスレティックトレーナーに必要な基礎知識を学修
アスレティックトレーナーの役割や、スポーツドクター、コーチといった医科学スタッフとの連携・協力、組織運営、アスレティックトレーナーの倫理を学修。スポーツの現場で生じるさまざまな傷害に対して、適切な救急処置を理解し、実践できる能力を身に付けます。

スポーツトレーニング論C(体)

スポーツトレーニング論C(体)競技スポーツ指導者に必要な技術、知識を幅広く習得
競技者や運動・スポーツの指導者を目指す者が必要な心・技・体のバランスのうち、「体」についての理解を深めます。身体活動(子供、高齢者、アスリートの立場から)の重要性を柱に、運動・スポーツ・トレーニングに関する基礎知識を学修し、競技・スポーツの指導者として必要な能力及び資質の向上を図ります。

スポーツ心理学

スポーツ心理学スポーツ文化と人間の心理的な相互作用を解き明かす
人間がつくり出し、深化・発展させてきたスポーツ文化と、「より上手に、より健康に」という願いを持った人間との心理的な相互作用を明らかにする科目です。競技力の向上や健康にかかわる心理的な諸問題について論じ、それぞれの体験を理論的に考える力を身に付けます。

競技スポーツ領域1年の時間割例

  MON TUE WED THU FRI
第1時限 運動方法・体つくり運動
 (体操)
法学
 (日本国憲法)
生命科学   発育発達論
第2時限   スポーツ研究A   情報処理
 (情報機器の操作を含む)
運動方法・器械運動
第3時限   国語表現 I 教育原理 哲学 心理学
第4時限 運動方法・ダンス
 (フォークダンスを含む)
ストレッチング実習 基礎英語 I 日体大の歴史
 (日体伝統実習を含む)
 
競技スポーツ領域カリキュラム
先輩に聞く!
体育学科のここが好き
森 那々子
体育学科スポーツ教育領域
所属:ラクロス部女子
東京都 日本体育大学荏原高等学校卒
体育_森

体育学科を選んだ理由は?

1つ目の理由は自身の持っている技術を高められると感じたからです。様々な競技の実技科目を受けることができ、その中で高い競技力を持っている仲間たちと共に学び合うことによって、自身の競技レベルの向上に繋がると思いました。2つ目はコーチングスキルを身に付けられると感じたためです。実技科目や保健分野の指導法を学ぶことができ、どこの学部学科よりも指導法の授業が多い点に魅力を感じました。

体育学科を選んでよかった点は?

1つ目は多くの仲間に出会えたことです。様々な実技科目で出会い学び合った仲間や、スキーやキャンプなどの実習で協力し合った仲間と出会えてよかったと感じます。2つ目は教師になる上で必要な指導力を身に付けられるところです。様々な競技の指導法を学び知識がついたとともに、実際に指導をするので実践的なスキルが身に付いたのではないかと考えます。

日本体育大学に進学して成長した点は?

多様な視点を持って物事を考えられるようになった点です。大学に入って新たな知識を習得したり、個性あふれる仲間とコミュニケーションをとったりする中で今まで気づかなかった新しい考えや価値観に気付くことができるようになりました。それにより、多様な視点から物事を考えられるようになりました。めまぐるしく変化するこの社会でも柔軟に対応できるよう、多様な視点を持ち続けていきたいです。

将来の目標は?

将来は一人一人の良さや可能性を最大限に引き伸ばすことのできる保健体育科教諭になりたいと考えています。体育が好きな子と嫌いな子の二極化が顕著に表れている体育では、いかに嫌いな子に体育の必要性や楽しさを教えられるかが大切になってくると考えます。「体育が好き」「楽しい」と生徒たち自身に思ってもらい、誰一人取り残さない授業をできるように日々学び続けていきたいです。