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健康学科

スポーツを通じて、心身ともに健やかで
豊かな福祉社会を実現する。
健康学科では、健康・スポーツ医科学の実践的な技術や理論を兼ね備え、地域や学校現場で活躍できる人材の育成を目指しています。2年次より「ウェルネスライフ専攻」と「ヘルスプロモーション専攻」に分かれ、本学独自のプログラムによりスポーツで生じる外傷や障害への対応も含め、体力の向上や健康の維持・増進、さらには安全の確保に必要な実践的技術も学んでいきます。

修業年限 4年
学位 学士(体育学)
修了・卒業要件 124単位以上
入学定員 195名
在籍者数 773名
男女比
男子43%女子57%
(2024年5月現在)

想定される進路

  • 養護教諭
  • 中学校・高等学校教諭(保健体育)
  • 幼児体育関連企業
  • 社会福祉士
  • 福祉施設
  • 各種公務員
  • 一般企業 ほか

取得がめざせる免許・資格

  • 中学校・高等学校教諭一種免許状(保健体育)
  • 養護教諭一種免許状 *ヘルスプロモーション領域のみ
  • 社会福祉士(受験資格)*ソーシャルサポート領域のみ
  • 第一種衛生管理者
  • 日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者(受験資格)

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学科のポイント

専門知識・技能の獲得
健康学科 学科のポイント1スポーツ医科学・医学・看護学・社会福祉学など専門的な知識や技術の習得を目指します。具体的には、運動を通して幅広い年齢層の体力向上と健康増進を支援する健康運動指導士やパーソナルトレーナー、教育現場で児童・生徒の健康的な生活を支援する保健体育教諭、養護教諭、福祉的な支援を担うソーシャルワーカーなどに求められる能力を養います。
実践的技術の獲得
健康学科 学科のポイント2健康運動指導士としての実践力を学ぶ「健康管理学」「運動処方演習」、養護教諭として現場で求められる判断力や対応力を学ぶ「基礎看護学」「看護臨床実習」、ソーシャルワーカーに求められる相談援助を実践的に学ぶ「相談援助演習」「相談援助実習」など、各種の実践科目で実用的なスキルを体得します。
指導力・企画力・応用力の育成
健康学科 学科のポイント3健康運動指導士や養護教諭、ソーシャルワーカーとして支援や指導を担うに相応しい人間力を獲得。「救急処置」「スポーツ生理学」「スポーツ栄養学」といった体育学部ならではの多彩な科目での学びをもとに、心身ともに健やかで豊かな福祉社会の実現に向けた企画力やプレゼンテーション能力、問題解決能力などを習得します。

授業Pick up

健康を保持増進する能力を取得する
ヘルスプロモーション論
担当教員 野井 真吾

授業のポイント
  • 健康学科で学ぶための基礎知識が養われる
  • 日常生活を健康的なものに組み立てられる
  • 健康について、影響をおよぼす要素との関係性から学べる
ヘルスプロモーション論

健康学科で学ぶための土台を作る。

ヘルスプロモーションは健康学科の根幹を成す学修領域の一つで、ヘルスプロモーション論は1年次でまず学ぶ基幹科目です。ヘルスプロモーションの知識の上に、スポーツや医療、福祉、教育等の各科目が展開され、養護教諭や指導者を目指すための総合的な知識が身に付きます。
ヘルスプロモーションとは「人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし、改善することができるようにするプロセス」とWHO(世界保健機関)では定義づけられています。

幅広い視点からヘルスプロモーションを考える。

現代社会では、生活習慣や睡眠、嗜好品、生活習慣病、環境問題等、さまざまなファクターが健康的な生活に影響を与え、時には脅かしています。本講座ではヘルスプロモーションとそれらの関係性を照らし合わせ、ヘルスプロモーションの手法を学び、健康的なライフスタイルの理解を深めます。またヘルスプロモーションの在り方を健康教育にも落とし込みます。授業で学ぶだけでなく、自らの生活も見直し、健康を保持増進する力を高め、日常生活で実践してください。
ウェルネスライフ専攻
Wellness Life
活動の舞台は身近な地域!健康増進と福祉に関する実践力を身につける。
ソーシャルサポート領域
健康長寿社会において、地域住民の健康で安心な生活を支えたり、 自他の身体作りをサポートしたりするために必要な専門的知識と実践力を身につける。

授業Pick up

健康管理学

2025_NT1_8772_kenko_0419超高齢社会を迎えたわが国では、栄養管理と運動療法による健康増進と生活習慣の改善が今後より重要になっています。現代人が置かれている生活習慣病の現状を踏まえて健康増進、疾病予防に必要な知識を獲得し、実践に役立てられることを目標に学習を進めます。

介護予防運動指導論

2025_NIT_9785_kaigo_0419超高齢社会において求められている疾病や疾病リスクのある人への運動の効果について幅広く学習し、プログラム作成から実施までの方法を習得します。

相談援助演習Ⅰ

2025_NIT_9567_soudan_0419病気や障がい、貧困などの理由により生活上の課題を抱える人をサポートするために必要な知識や技術を学びます。演習Ⅰでは相談援助に求められるコミュニケーション技術等の習得を目指します。

ヘルスプロモーション専攻 
Health Promotion
活躍の舞台は学校、必ずしも運動が得意でなくても体力向上や健康の保持増進に貢献できる高い専門性を備えた指導者を目指す。
ヘルスプロモーション領域
学校現場をはじめとして、からだの専門家として人々の健康の維持・増進に寄与できる高い専門性を備えた指導者を育成するための「身体教育プログラム」「養護教諭プログラム」を用意しています。からだの健康はもちろん、心の健康の知識や子どもの本音を引き出す技能、子どもたちの心を受け止める包容力は、子どもたちが楽しく安心して学校生活を推進する力になります。

授業Pick up

養護概説(養護教諭の職務を含む)

養護概説(養護教諭の職務を含む)養護教諭として子どもの健康を守り育て、発達の可能性を引き出し、健康に生きてゆく力を育てるために、養護教諭の職種と内容を理解し、健康科学の基礎知識を習得。専門的機能も把握し、現代の子どもたちの健康課題を解決できる養護教諭を目指します。

看護臨床実習

看護臨床実習保健室や校内で発生するケガや疾病に対応する救急看護、応急処置、予防・保健管理等を病院の現場で体験的に習得します。3年次の夏に本学が指定する実習病院で4週間実施。緊急性の判断力、子どもの生命と健康を守るために必要な対応力を身につけます。それまでに得た知識や技術の応用確認的な実習で、養護教諭を目指すための必修科目です。

子どものからだ(教育生理学)

2757138_l日本の子どもの現代的健康課題を網羅的に紹介するとともに、子どもの権利(生きる権利、守られる権利、育つ権利、参加する権利)についても解説します。子どものからだを守り育てて到達可能な最高水準の健康を享受するという子どもの権利条約の精神に則って、この権利の実現を目指して思考、行動するための能力を養うことを目指します。