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アスレティックデパートメント
アスレティックデパートメントの主な取り組み
1.スポーツマネジメント部門
- 収益力の向上に向けた取組
- 学生アスリートのキャリア形成支援
- 大学スポーツを通じた地域貢献、地域活性化
- スポーツ教育の推進
- スポーツボランティアの普及啓発
2.競技力強化支援部門
- スカウト事業の強化
- タレント発掘事業
- 重点強化選手の選考と強化策の策定及び生活に関する指導助言項
- 重点強化種目の選考と強化策
- 障がい者スポーツの強化策の策定
- 強化策の推進に係る学友会との連携
- 日本体育大学アスリートサポートシステム事業に係わる各センターの活動評価
- 日本体育大学アスリートサポートシステム
3.スポーツ施設管理・運営部門
- スポーツ施設の管理と運営
- スポーツ施設の活用
- スポーツ施設の地域への開放
日体大アスリートサポートシステム(Nittaidai Athlete Support System:NASS)
日体大アスリートサポートシステム(Nittaidai Athlete Support System:NASS)は、ADの3部門の中で主に「競技力強化支援部門」を担っています。「ハイパフォーマンスセンター」「コーチングエクセレンスセンター」「スポーツ・トレーニングセンター」が連携し包括的に、アスリートの資質涵養と競技力向上の支援を行います。
NASSは、世界で活躍する多くの選手を輩出・育成するための学生アスリート支援システムです。現在は、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて、日体大が掲げた目標でもある「本学学生及び卒業生を合わせた70名のオリンピアン・パラリンピアンの輩出」を達成するために、これまで本学が蓄積してきた競技力向上の知識を集結させ、多岐にわたるサポートを展開しています。
サポートシステム概要
NASSは、医・科学サポート、パラアスリートサポート、コーチングサポート、研究サポート、タレント発掘から構成されており、各部門において幅広い知識を持つ専門家が学生アスリートの可能性を広げるための支援を行います。
その中で医・科学サポートは、競技力向上をスポール医・科学の分野から総合的に支援するものであり、NASSの中心事業です。6種類のサポート部門から構成されており、競技レベルに応じたサポートが展開されます。
サポート対象者
NASSでは、全学生を対象に競技レベルに応じたランク(NASSランクA~F)を設けています。ランク上位から優先的に希望するサポートを受けることができるなどNASSランクに応じてサポートが異なります。
医・科学サポート概要
東京オリ・パラプロジェクト
NASSランクA~Dの学生が対象となり、2020東京オリンピック・パラリンピックに出場する可能性が高い学生に対して、スポーツ医・科学の側面からサポートを展開します。各領域での事前ヒアリングを経て、競技種目の特性を考慮した個別サポートを行います。
ランクA:オリンピックレベル、ランクB:国際大会レベル(世界選手権、ワールドカッップ)、ランクC:国内トップレベル、ランクD:国内学生トップレベル
NASSランク | パフォーマンス分析 | トレーニング | メディカル | 心理 | 栄養 |
女性 アスリート |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フィットネス チェック |
映像・情報技術 | ストレングス | フィットネス |
アスレティック トレーニング |
個別 サポート |
個別 サポート |
個別 サポート |
||
戦術分析 | 動作分析 | ||||||||
ランクA | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
ランクB | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
ランクC | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ |
ランクD | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ |
※●:サポート実施可、△:A・Bランクへのサポート実施件数によりサポート実施可否や内容を検討
日体大生競技力向上プロジェクト
NASSランクEとFの学生を中心に、学内の競技力のボトムアップを目的にスポーツ医・科学に関する知識や方法を提供します。競技者向けのセミナーだけでなく、将来スポーツを支える人材の育成に向けたセミナーも行います。
ランクE:学友会クラブ参加レベル、ランクF:一般学生
NASSランク | パフォーマンス分析 | トレーニング | メディカル | 心理 | 栄養 |
女性 アスリート |
||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フィットネス チェック |
機器 貸し出し |
セミナー (育成含む) |
セミナー (育成含む) |
セミナー |
学生トレーナー 派遣 |
セミナー |
カウン セリング |
セミナー | セミナー | |
ランクE | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
ランクF | ● | ● | ● | ● | ● | - | ● | - | ● | ● |
※●:サポート実施可
医・科学サポート
①パフォーマンス分析サポート
アスリートの体力や技術、実際の競技における戦術等に関して評価・把握するために、定量化できる側面からの分析サポートを行います。身体組成、持久力、瞬発力などの測定が実施できるように準備を行っています。また、競技会やトレーニング現場において、生理学的測定(心拍変動、血中乳酸応答など)の支援も実施します。
東京オリ・パラプロジェクト
- ニーズに合わせたフィットネスチェック
- 映像・情報技術サポート
日体大生競技力向上プロジェクト
- NASS測定項目によるフィットネスチェック
- パフォーマンス分析セミナー
- 機器貸出し
②トレーニングサポート
スポーツ・トレーニングセンターを中心にトレーニングに精通する研究室が連携し、競技種目の特性やクラブの強化目標に応じてパフォーマンス向上に必要な体力を養うためのトレーニングプログラムを提案、提供します。
東京オリ・パラプロジェクト
- ストレングス
- フィットネス
日体大生競技力向上プロジェクト
- トレーニングセミナー
③メディカルサポート
運動器スポーツ医科学研究室、アスレティックトレーニング研究室及び運動器外傷研究室、アスレティックデパートメントのスポーツ医科学サポートスタッフ(トレーナー)との連携・協力により、スポーツ外傷・障害の予防やアスレティックリハビリテーションなどのアスレティックトレーニングサポートを行います。
東京オリ・パラプロジェクト
-
アスレティックトレーニング
・メディカルチェック
・治療
・アスレティックリハビリテーション
日体大生競技力向上プロジェクト
- 学生トレーナーの派遣
- コンディショニングセミナー
④心理サポート
自己管理能力が高い選手を育成することを目的として、心理サポートを実施しています。心理サポートの主な内容は以下の通りです。
- メンタルトレーニングに関する助言
- 技術練習に関する心理的な助言
- 社会心理的な側面に関する助言
- 心理的コンディショニングに関する助言
- 競技に関する心理検査の実施とフィードバック
東京オリ・パラプロジェクト
- 個別サポート
日体大生競技力向上プロジェクト
- 心理セミナー
- カウンセリング
⑤栄養サポート
栄養サポートでは、他のサポートと連携を図り、情報を共有しながら栄養アセスメント(食意識や食事調査など)を行うことで選手の現状把握を行います。その結果をもとに、競技目標を達成するための栄養に関する課題を抽出し、その改善のための栄養サポート計画を提供し、実行するための支援を行います。
東京オリ・パラプロジェクト
- 個別サポート
日体大生競技力向上プロジェクト
- 栄養セミナー
⑥女性アスリートサポート
女性特有の課題に対応したプログラム構築のための支援を行います。女性の生理的・心理的特性を考慮したコンディショニングやトレーニングプログラムを取り入れ、競技力向上を目指します。
東京オリ・パラプロジェクト
- 女性アスリートの三主徴に関するアセスメント
日体大生競技力向上プロジェクト
- 女性アスリートセミナー
- 女性ドクターによる個別相談
パラアスリートサポート
障がいの特性を踏まえながら、選手のニーズに応じたサポートを行うことを目指しています。2017年に学校法人日本体育大学と国立大学法人東京工業大学が相互の連携協定を締結しました。それぞれが持つ得意分野を活かし、更に質の高いアプローチが可能となります。
コーチングサポート
コーチングエクセレンスセンターはコーチの支援を通して本学アスリートの競技力向上を目指すコーチングサポートを実施します。コーチは多くの知識やスキルを身に付け、学生アスリートの競技力向上を最高にまで高めると同時に、教育者として人間性の向上を目指した支援を実施する必要があります。CCEでは、これまで本学が培ってきたコーチングの科学的および実践的知識から得られた情報を活用し、コーチの継続的な専門能力開発を支援していきます。
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コーチングサポートの内容
コーチング能力向上支援を目的に、様々な形式やテーマで学びの機会を提供します。
▶ワークショップの開催
▶コーチ座談会の開催
▶メンタリング
研究サポート
研究サポートでは本学の競技力向上に還元できる研究課題に対して財政支援を行います。既存のスポーツ医・科学的知識の活用に留まらず、応用、技術の開発を目指します。
タレント発掘
日本スポーツ振興センターと協力してタレント発掘事業を行っています。2017年度より日本体育大学アスレティックデパートメントが窓口となっています。
NASSサポート実績
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水泳部(水球ブロック)(日本代表)
2015年より継続してパフォーマンス分析サポート(映像・情報技術)を実施 -
ラグビー部(女子)
2015年より継続してパフォーマンス分析・トレーニング・メディカル・心理・女性アスリートサポートを実施 -
タレント発掘
2015年から2017年までの3年間にカヌー、ボブスレー競技において選手4人がナショナルチームの強化選手となった
問い合わせ先
日本体育大学
アスレティックデパートメント
TEL: 045-963-7940