NASS(アスリートサポートシステム)

NASS

アスリートの夢をサポートするNASS

NASSは、本学独自の学生アスリート支援システムです。
本学の全学生を対象に競技力向上を目的としたサポートを行っています。
これまで本学が蓄積してきた競技力向上の知識を集結させ、
様々な領域の専門家が連携しながら多岐にわたるサポートを展開しています。

医・科学サポート、パラアスリートサポート、コーチングサポートから構成されており、各部門おいて幅広い知識を持つ専門家が学生アスリートの可能性を広げるための支援を行います。 その中で医・科学サポートは、競技力向上をスポーツ医・科学の分野から総合的に支援するものであり、NASSの中心事業です。6種類のサポート部門から構成されており、競技レベルに応じたサポートが展開されます。

活動報告書

HPC活動報告2024
HPC活動報告2023
HPC活動報告2022
HPC活動報告2021
HPC活動報告2020
HPC活動報告2019
HPC活動報告2018
HPC活動報告2017

サポート対象者

NASSでは、全学生を対象に競技レベルに応じたランク(NASSランクA~F)を設けています。ランク上位者から優先的に希望するサポートを受けることができるなどNASSランクに応じてサポート内容が異なります。
NASS図2
NASSスライド2
NASSスライド1

医・科学サポート

1.パフォーマンス分析サポート

アスリートの体力や技術、実際の競技における戦術等に関して評価・把握するために、定量化できる側面からの分析サポートを行います。
フィットネスチェック
フィットネスチェックストレングスで培った筋機能をグラウンドやフロアでのパフォーマンスにつなげることを目的に行います。スピード、バランス、コーディネーション、持久力など、ストレングス以外の体力要素を高めるためのトレーニングプログラムの作成、トレーニングの実施指導・補助を実施します。
映像・情報技術サポート
映像・情報技術サポートビデオ映像による動作分析、ゲームパフォーマンス分析(試合分析)を行えるソフトウェアを活用したサポートを行います。
利用者の声
男子駅伝ブロック 2025年度主将
浦上和樹選手(箱根駅伝 5区)
男子駅伝ブロックでは、箱根駅伝に向けたトレーニングをNASSの方々とともに行っています。私は、箱根駅伝で特殊区間といわれる山登りの区間を走りました。そのトレーニング方法として、自転車エルゴメーターを使った低酸素トレーニングや実際のコースを想定して傾斜をつけけたトレッドミルトレーニングなどを行いました。また、動作分析からの適正判断やフォームの研究なども行いました。このトレーニングを年間を通して行うことで徐々に体への変化や手応えを感じるようになり、実際の箱根駅伝では、その区間の大学記録を更新する結果を出すことができました。  また、夏に行われる合宿ではフェリチン測定や尿比重の測定などを行い、日々のコンディショニングのサポートをしていただいています。夏合宿は約2ヶ月間という長期の合宿となり、体への負担がかなりかかります。しかし、NASSの方々のサポートによって現在の自分自身の体の状態を数値から知ることができ、故障予防につながり、負荷の高い練習の継続を行うことができています。  1年間を通して血液など体内の検査から動作分析や強化トレーニングなど様々なサポートをしていただいており、トレーニングやリカバリー方法の幅が広がっています。私たち男子駅伝ブロックにとって必要不可欠な存在となっています。
利用者の声

2.トレーニングサポート

スポーツ・トレーニングセンターを中心にトレーニングに精通する研究室が連携し、競技種目やクラブの強化目標に合わせたトレーニングプログラムを提案・提供します。
ストレングス
ストレングスストレングストレーニングを中心に筋力、パワー、筋持久力など 筋機能を総合的に高めることを目的に行います。ピリオダイゼーションを基にトレーニングプログラムの作成、トレーニングの実施指導・補助、測定・評価を一連の流れとしてサポートを実施します。
フィットネス
フィットネススピード、バランス、持久力など、ストレングス以外の体力要素を高めるためのトレーニングプログラムの作成、実施指導・補助を行います。
利用者の声
個人の課題に合ったメニューを担当コーチと取り組む!
NASSのトレーニングサポートの良い点は、競技における個人の課題に合ったメニューを担当のストレングスコーチと相談しながら、取り組むことができることです。
私は、コート内でのステップ動作に課題があり、それを改善するための一つとして、下半身の筋力とパワーの強化を目的にウエイトトレーニングに取り組んできました。トレーニングを始めた頃と比べて、ウエイトを持てる重量および筋量が増え、力強くステップすることができるようになりました。また、単に高重量が挙げられることだけでなく、体の使い方や動かし方についても指導して頂いたことで、コート内での動きがスムーズになったことを実感しています。

バドミントン部 パラアスリート 今井 大湧 選手(体育学部4年)
利用者の声_バドミントン部

3.メディカルサポート

スポーツ医学・アスレティックトレーニングに関する教員、アスレティックデパートメントのスポーツ医・科学サポートスタッフ(トレーナー)、日本体育大学クリニック・アレックス東京の連携・協力によりアスレティックトレーニングサポートを行います。
アスレティックトレーニング
アスレティックトレーニングメディカルチェックによる身体的特性の評価、またその結果にもとづいた日々のコンディショニングを行います。スポーツ外傷・障害の状態に応じて治療も実施します。
学生トレーナーの派遣
学生トレーナーの派遣学友会トレーナー研究会の協力の下、学生トレーナーを現場へ派遣し、テーピングやアイシングなど簡単なアスレティックトレーニングを実施します。また、遠征(合宿や競技会など)に帯同することも可能です。
血液検査
血液検査メディカル部門では、日本体育大学クリニック・アレックス東京と連携し、血液検査によるコンディショニングチェックを実施しています。検査結果については、スポーツ医学の専門医がフィードバックを行い、必要に応じてすぐに診察や治療を受けることができ、また栄養面でのサポートが必要な場合は、スポーツ栄養士の担当者からアドバイスを受けることもできます。
利用者の声
学生トレーナーは、ラグビー部女子には必要不可欠な存在!
ラグビー部女子では、2013年から卒業生のトレーナーを派遣して頂き、2015年から正式にNASSサポートにより学生トレーナー(トレーナー研究会所属)を派遣して頂いています。
学生トレーナーは日々の練習前にテーピングを巻いてくれるだけでなく、ウォーミングアップでの体幹やアジリティー、ダイナミックストレッチングなどでもリーダーシップをとっています。練習中に怪我や体調不良で様子のおかしい選手がいればすぐに駆け寄って対応し、試合後は選手コンディションをとりまとめてヘッドコーチに報告してくれます。リカバリーセッションでは傷害予防やモビリティの指導も実施してくれており、怪我をした選手のリハビリにも寄り添ってくれています。ヘッドコーチにはなかなか話しづらいような選手の悩み相談を聞いてくれていることもあり、現在ではラグビー部女子には必要不可欠な存在となっています。

ラグビー部女子 古賀 千尋 ヘッドコーチ(アスレティックデパートメントスポーツ専門職)
ラグビー部女子

4.心理サポート

スポーツ心理学、臨床心理学の専門家が、選手の特性や状況に合わせて心理サポートを提供。自分で考え、自己調整ができる、自己管理能力の高い選手の育成を目指します。

心理セミナー
選手や監督から心理的課題をヒアリングし、必要なメンタルトレーニングの知識や技術を提供。

スポーツカウンセリング
選手の特性や心理的な課題に焦点を当て、個別に心理的な指導・助言を行う。

生理心理学データ分析・評価
心拍や脳波、血圧、唾液コルチゾールといった生理指標を測定して分析することで、自己理解を深める。
心理サポート
利用者の声
アーチェリー部
斉藤史弥選手(パリ2024日本代表)
アーチェリー競技は心理的な状態と能力がパフォーマンスに影響します。NASSの心理サポートでは面談形式の心理サポートから唾液コルチゾールの測定・分析など専門家による科学的サポートを通じて、自己分析力や目標設定と計画、重要な局面で自分らしいプレーをするための心理的スキルが身についてきたと実感しております。例えば、試合の入りは不安や緊張が高まりますが、冷静に自分のプレーに集中する方法を身につけられたことや、勝ち進むにつれて結果を意識してしまいプレッシャーを強く感じる場面でも平常心でプレーができるようになりました。これからも、さらに競技力を高めていくために、心技体の関係性と自分のパフォーマンスの特性を理解し、調和のとれたスキル向上を目指して日体大アスリートサポートシステム(NASS)の心理サポートを活用していきたいです。
利用者の声2

5.栄養サポート

栄養状態を整えることは、選手がよりよいコンディションで練習やトレーニングを行うための準備のひとつです。競技目標達成を目指して、学生アスリートが自ら適切な栄養管理を行えるようになるために、栄養セミナー、個別サポートなどを実施して支援します。

個別サポート
選手の栄養状態を確認し、改善計画を作成。実践・継続できるように多方面から支援を行います。

栄養セミナー
栄養の基本的な情報や、競技種目の特徴をふまえた栄養管理、木分に応じた栄養管理など、各クラブの要望をふまえ実施します。
栄養サポート
栄養サポート2
利用者の声
レスリング部
尾西桜選手(世界選手権59kg級 優勝)
私は栄養サポートを受けて本当によかったと感じています。試合前の食事内容や減量管理について、先生と密に連絡を取りながら進めることで、自分に合った調整方法を確立することができました。
特に海外遠征など環境が変わる場面でも、安心してコンディションを整えることができたのは大きな支えとなりました。
また、女性ならではの悩みや体調の変化についても、気軽に相談できる環境があり、安心してサポートを受けられています。
このサポートを通して、体重管理がよりスムーズになり、不安が軽減され、安定した精神状態で試合に臨むことができるようになりました。
今後もこのサポートを活かし、より良いコンディションで最高のパフォーマンスを発揮できるようにしていきたいです。
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6.女性アスリートサポート

女性特有の課題に対応したプログラム構築のための支援を実施。女性の生理的・心理的特性を考慮したコンディショニング、トレーニングプログラムを取り入れ、競技力向上を目指します。

女性アスリートの三主徴に関するアセスメント

食事摂取状況や月経に関する調査、骨密度および体組成測定(DXA法)を行い、女性アスリートの三主徴(利用エネルギー不足、無月経、骨粗しょう症)の予防・改善に役立てます。

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女性アスリートセミナー

女性アスリートが発症しやすい障害や疾患の予防、月経周期に応じたコンディショニングに関するセミナーを実施。女性アスリートの情報交換の場としても役立ちます。

女性アスリートセミナー

利用者の声
ソフトテニス部女子
吉木理彩選手
(全日本インカレシングルス 準優勝)
女性アスリートセミナーを受講し、月経と競技パフォーマンスの関係について、正しい知識を学ぶことができました。私は月経時に強い腹痛があり、経血量も多いため、大会と重なると十分に力を発揮できないことが長年の悩みでした。
セミナーでは、月経痛や体調不良を我慢するのではなく、自分の体の状態を正しく理解し、工夫しながら競技に向き合うこと、必要であれば婦人科を受診することの大切さを知りました。高校時代には、月経痛を軽減するためにピルを服用するなどの対策を行っており、体調面で大きな問題なく競技に取り組めていましたが、いつの間にかその対策をやめてしまっていました。
今回のセミナーを通して、正しい知識をもとに自分に合った方法を選び、月経と向き合うことが、競技力向上につながると改めて感じました。今後は再び自分の体と相談しながら、必要な対策を取り入れていきたいと思います。
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コーチングサポート

コーチングサポートは、学生コーチや学生リーダー陣等を対象に、リーダーシップやコミュニケーション、マネジメントに関するスキルを中心にワークショップや実践コミュニティの形成などによってサポートしています。
ワークショップの開催
ワークショップの開催対象クラブのニーズに沿った、リーダーシップやコミュニケーションなど各種ワークショップの開催
実践コミュニティ形成・運営支援
実践コミュニティ形成各クラブのリーダー陣がそれぞれの経験や有用な情報、課題解決策などを共有できるコミュニティの形成
コンサルティング及びテイラーメイド支援
コンサルティング各クラブにおけるコーチング、マネジメントに関する課題解決に向けたコンサルティングやテイラーメイド支援
コーチングエクセレンスセンターでは学生を対象としたサポート以外にも以下の事業を展開しています。
学内コーチングサポート
学内コーチングサポート対象クラブのニーズに沿った、リーダーシップやコミュニケーションなど各種ワークショップの開催
NCDA(日体大コーチデベロッパーアカデミー)
NCDA各クラブのリーダー陣がそれぞれの経験や有用な情報、課題解決策などを共有できるコミュニティの形成
効果的なコーチ育成プログラムの開発
効果的なコーチ育成各クラブにおけるコーチング、マネジメントに関する課題解決に向けたコンサルティングやテイラーメイド支援

パラアスリートサポート

パラアスリート一人ひとりの身体的特徴にあったトレーニングプログラムの提供など、障害の特性を踏まえた適切なサポートを目指します。また、東京工業大学との連携協定を活用し、より質の高い器具・装具類の開発・改良を推進していきます。
パラアスリートサポート

学生スタッフの養成

セミナーを開催し、フィットネスチェック、映像・情報技術サポートを補助する学生スタッフを育成しています。ストレングスコーチを目指す学生には、ストレングスの学生指導スタッフ育成セミナーを実施。スキル修得後は、各運動部のトレーニングサポートに参加できます。
学生スタッフの養成

研究サポート

研究サポートでは本学の競技力向上に還元できる研究課題に対して財政支援を行います。既存のスポーツ医・科学的知識の活用に留まらず、応用、技術の開発を目指します。
研究サポート