アスレティックデパートメント長挨拶
この数年、大学スポーツの在り方・価値について取り上げられる機会が格段に増えました。今、まさに大学スポーツは、変革期のまっただ中にいます。2020東京大会では、69名の本学出身・在学生の選手が出場しました。2番手の大学の2倍以上の選手数であり、他の追随を許さない圧倒的な実績です。この成果は、長年に渡り、本学に蓄積された歴史と最先端のノウハウの結晶であり、それらは私たちの大きな誇りです。
また、本学における運動部の活動は、課外活動にとどまらず、教育や大学運営にも深く関わっており、さらに地域や社会と本学をつなぐものでもあります。
私たちには、これまで進んできた歩を緩めず、この強みを存分に活かし、今後の本学の価値・魅力をさらに高めるアイディアを生み出して実行し続けることが求められています。
まずは、本学の学生、スタッフがその価値・魅力を共有し、互いに尊敬し合うようになることです。その結果として、学生保護者、地域の方々、スポーツ好きな子供から大人を含めた多くのステークホルダーに愛され、応援される日体大になるはずです。また、これからは、環境問題を含む、持続可能な社会の発展に向けて、スポーツを通じて貢献することも重要です。
アスレティックデパートメントは、そのためのコーディネートと基盤整備を実施していきます。
2022年4月 アスレティックデパートメント長 西山哲成
ミッション・ビジョン
ミッション 【アスレティックデパートメントが果たすべき使命】
- 強化
国際的に活躍するアスリートを育成・輩出します。 - キャリア
学生アスリートが、理論と実践の両面から体育・スポーツについての学びを深め、自身のキャリアを切り拓くことを支援します。 - 人材育成
良質な強化現場のコーディネートを通じて、国内外で活躍する指導者、研究者等の人材育成を推進します。 - マーケティング
ブランド力向上等のマーケティングに取組み、自立的で持続可能な仕組を構築します。
ビジョン 【ミッションの達成を通じて実現したい社会の姿】
- 学生アスリートが、在学中も卒業後も生涯を通じて活躍し、社会の中で光り輝いています。
- トップアスリートが生涯を通じて活躍することによって、一つの道を追究し、チャレンジすることの価値が認められています。
- トップアスリートが社会において尊敬され応援されるとともに、社会全体に活力を与えています。
1. アスレティックデパートメントの目的
(1) 全学で統一した競技力強化支援体制を構築し、学生競技者の資質向上と競技成績に結びつける。(2) 日本版NCAAの創設に向けた体制を構築し、適切な組織運営管理及び大学スポーツビジネスの確立を目指す。
2. アスレティックデパートメントの体制
アスレティックデパートメントは、3つの部門と3つのセンターで構成されます。<3つの部門>
①スポーツマネジメント部門
- 収益力の向上に向けた取組
- 学生アスリートのキャリア形成支援
- 大学スポーツを通じた地域貢献、地域活性化
- スポーツ教育の推進
- スポーツボランティアの普及啓発
- スカウト事業の強化
- タレント発掘事業
- 重点強化選手の選考と強化策の策定及び生活に関する指導助言項
- 重点強化種目の選考と強化策
- 障がい者スポーツの強化策の策定
- 強化策の推進に係る学友会との連携
- 日本体育大学アスリートサポートシステム事業に係わる各センターの活動評価
- 日本体育大学アスリートサポートシステム
③競技力強化支援部門
- スポーツ施設の管理と運営
- スポーツ施設の活用
- スポーツ施設の地域への開放
3つのセンター(※日体大アスリート・サポート・システム(NASS)の実施)
① ハイパフォーマンスセンター(新設)
② コーチングエクセレンスセンター(新設)
③ スポーツ・トレーニングセンター

3.アスレティックデパートメントの主な取り組み
1.競技力強化支援部門
- 強化策の推進に係る学友会との連携に関する事項
- 日本体育大学アスリートサポートシステム(NASS)に関する事項
- NASS事業に係わる各センターの活動評価に関する事項
- 重点強化選手の選考と強化策の策定及び生活に関する指導助言に関する事項
- 重点強化種目の選考と強化策に関する事項
- 障がい者スポーツの強化策の策定に関する事項
- リクルート強化策に関する事項
- タレント発掘事業の実施に関する事項
2.キャリア支援部門
- 学生アスリートのキャリア支援に関する事項
- 学生アスリートの学修支援に関する事項
- スポーツ教育の推進に関する事項
3.マーケティング部門
- 大学スポーツを通じた収益力向上に関する事項
- 大学スポーツを通じたブランド価値向上に関する事項
- 大学スポーツの応援文化構築に関する事項
- 大学スポーツを通じた地域貢献に関する事項
- 本学スポーツ施設の活用に関する事項
- スポーツボランティアの啓発普及に関する事項