ABOUT研究室について

  • 運動を通して社会を活性化させる

    笑顔あふれる元気な子ども達の育成
    人生100年時代に必要な体力の構築

    現在の子どもの体力・運動能力はピークを示した1985年頃と比べると低く、特にボール投げをはじめとした操作系能力は依然として低い状況が続いています。 このような状況を打開するためには、神経系が急激に発達する幼児期から学童期に、子ども達がより多くの運動遊びに取り組み、身体を動かすことの心地よさを知り、運動に親しむ必要があります。

    「運動好きな子ども達」の育成は幼児期から学童期の健康づくりだけでなく、その後の子ども達の生活にも影響を及ぼし、生涯の健康維持に関わります。

RESEARCH研究内容

1)子どもの健康づくりに関する研究
 a) 様々な地域における児童の体力と生活習慣に関する研究
 b) 幼児期から学童期における操作系能力の発達に関する研究 など
2)中高齢者の健康づくりに関する研究
 a)体操教室に参加している中高齢者の体力に関する研究 など

MEMBER研究室メンバー

  • 【教授紹介】

    津山 薫(Kaoru Tsuyama)

    博士(体育科学)
    日本体育大学大学院博士後期課程○合教授
    日本体育大学大学院博士前期課程○合教授
    体育学部健康学科教授

1) 博士後期課程3年:牛 坤
「中国および日本における小学生の体力と生活習慣に関する研究」
2) 博士後期課程2年:井 野
「環境要因の異なる地域に在住する小学生(中国)の体力と運動習慣に関する研究」 
3) 博士後期課程1年:大平隆文
「様々な種目を実践している日本人小学生の体力と生活習慣に関する研究」 
4)学部4年ゼミ生(14人)、学部3年ゼミ生(11人)
研究内容:
ゼミ生が興味を頂いた研究テーマを尊重し、自由な雰囲気で楽しく研究活動を実践しています。  

RESULTS研究実績

1.津山 薫
思春期前児童の下肢筋力と走力および跳躍力との関係 -性差による検討-. 日本成長学会雑誌, 29, 24-29, 2023.
2.津山 薫ら
年齢層の違いによる下肢筋力およびバランス能力の比較 -健康づくり体操教室参加者(60-84歳女性)を対象として-. 日本臨床スポーツ医学会誌, 31, 298-304, 2023.
3.津山 薫ら
保育園児(3~5歳)のボールつき運動がボールつき回数に及ぼす効果 ~年少と年中との比較より~. 日本臨床スポーツ医学会誌, 30, 435-443, 2022.
4.津山 薫ら
小学3年生における操作系スキルの男女差の検討. 日本臨床スポーツ医学会誌, 29, 422-429, 2021.
5.津山 薫ら
保育園児(3~6歳)における操作系スキルの男女比較 ~ボールつき回数を指標として~.日本臨床スポーツ医学会誌, 29, 380-387, 2021.
6.津山 薫ら
保育園幼児における7か月間のボール投げ運動が投距離に及ぼす影響. 日本臨床スポーツ医学会誌, 29, 203-210, 2021.
7.津山 薫ら
幼児の立ち幅とびおよびソフトボール投げの実態 ~1966~2008年の幼児体力調査結果との比較を中心として~.  日本臨床スポーツ医学会誌, 28, 107-116, 2020.
8.津山 薫ら
一輪車演技種目女子選手の下肢筋力に関する研究. 日本臨床スポーツ医学会誌, 24, 17~23, 2016.
9. 津山 薫
一輪車運動の効能とそのメカニズムを科学する. SPORTS SCIENCE MAGAZINE,  72-76, 2015.
10. 津山 薫
一輪車乗り運動が女子児童の筋力、柔軟性、敏捷性、平衡性に及ぼす影響 -一輪車演技種目の児童を対象として-. 運動・健康教育研究、22, 39-44, 2014.
11. 津山 薫
スポーツ科学におけるMR・超音波画像の活用. 映像情報メディア学会誌, 67, 941-943, 2013.
12. 津山 薫ら
動的バランス能力の加齢変化と等尺性膝伸展筋力との関係 ―定期的に体操教室に通っている20~85才の女性を対象として―.  体力科学, 61, 131-137, 2012.
13. 津山 薫ら
一輪車乗り運動が児童の体力に及ぼす影響. 日本体育大学体育研究所雑誌, 34, 69-72, 2009.
14. 津山 薫ら
定期的な体操が女子児童の筋力、平衡感覚、柔軟性に及ぼす影響. 日本体育大学紀要, 38, 9-16, 2008.
15. 津山 薫ら
サッカー選手の等速性筋力とMRIからみた下肢筋力特性-アーチェリー選手との比較から-. 体力科学, 56, 223~232, 2007.
16. 津山 薫ら
児童の体力と運動習慣との関係. 日本体育大学体育研究所雑誌, 31, 103~116, 2006.
17.Tsuyama, K et al.
The effect of neck muscle training on the isometric cervical extension strength and cross-sectional area of the neck extensor muscles --combined training for neck extensor muscles using a cervical extension machine-. Jpn.J.Phys. Fitness Sports Med. 55Suppl. 1~6, 2006.
18. 津山 薫ら
柔道競技選手における動的な頚部筋力トレーニングが頚部の筋力と筋断面積に及ぼす効果. 体力科学, 249~258, 2006.
19. 津山 薫ら
小学生の重心動揺に関する研究 -総軌跡長、外周面積を指標として-. 日本体育大学紀要, 34, 1~8, 2004.
20. 津山 薫ら
一輪車実施校と非実施校における50m走、握力、筋量の実態. 日本体育大学紀要, 34, 83~90, 2004.
21. Tsuyama, K. et al.
Comparison of the isometric cervical extension strength and a cross-sectional area of neck extensor muscles in college wrestlers and judo athletes. Eur.J.Appl.Physiol., 84, 487~491, 2001.
22. 津山 薫ら
大学アメリカンフットボール選手の等尺性頚部伸展筋力に関する研究-サービカルエクステンションマシーンを用いて-. 体力科学, 49, 295~306, 2000.
23. 津山 薫ら
サービカルエクステンションマシーンによる等尺性頚部伸展筋力と筋断面積との関係. 体力科学, 193~202, 2000.
24. 津山 薫ら
大学アメリカンフットボール選手の頚部筋力に関する研究 -競技レベル、学年、経験年数を指標として-. 体力科学, 251~264, 1999.
25. 津山 薫ら
スポーツ種目と頚部筋力に関する研究. 日本臨床スポーツ医学会誌, 55~63, 1999.

その他29件

CAPSTONE卒論発表

CONFERENCE学会発表

1.津山 薫ら
小学生の操作系スキルに関する横断的研究 ~ボールつき回数を指標として~. 第34回日本臨床スポーツ医学会学術集会抄録集. 34(4), S343,2023.
2.津山 薫ら
前思春期段階における操作系スキルの男女差の検討 ~外遊びの好き・嫌いによる比較を中心として~. 日本臨床スポーツ医学会誌、30(4)、S343、2022.
3.津山 薫ら
年齢層の違いによる下肢筋力およびバランス能力の比較 ~体操教室に定期的に参加している60~84歳の女性を対象として~. 日本臨床スポーツ医学会誌. 29(4), S207, 2021.
4.Tsuyama,K. et al.
Status of stationary dribble performance of current Japanese preschool children. the 2020 Yokohama Sport Conference, 2020.
5.津山 薫ら
保育園における7か月間のボール投げ運動が幼児の投距離に及ぼす効果. 第30回日本臨床スポーツ医学会学術集会抄録集. 27(4), S231, 2019.
6.津山 薫ら
小学3年生におけるジグザグドリブルと新体力テストの男女比較. 日本発育発達学会第17回大会,P93,2019.
7.津山 薫ら
幼児の立ち幅とびおよびソフトボール投げの実態 ~1966~2008年の幼児体力調査結果との比較を中心として~. 第29回日本臨床スポーツ医学会学術集会, 26(4),S228,2018.
8.津山 薫ら
幼稚園児(3~6歳)の体力テストにおける性差の比較~25m走、立ち幅とび、反復横とび、ソフトボール投げを指標として~. 第28回日本臨床スポーツ医学会学術集会, 25(4),S308,2017.
9.津山 薫ら
幼児期の立ち幅とびおよびソフトボール投げの実態~3から6歳児を対象として~. 日本発育発達学会第15回大会, P60,2017.
10.津山 薫ら
小学校におけるダンスの導入が児童の転倒外傷の予防および体力に及ぼす効果~2013年から2015年における縦断的検討~. 第27回日本臨床スポーツ医学会学術集会, 24(4),S255,2016.

その他83件

RESEARCH INTRODUCTION研究紹介

  • 津山薫研究紹介
  • 大学院生研究紹介

中高齢者の健康づくり体操はバランス能力だけでなく、下肢筋力の維持にも役立ちます。

特に女子児童は外遊びの中に走・跳動作を含む運動遊びを積極的に取り入れ、下肢筋力を高めましょう。

将来のスポーツ参加を容易にするためにも、幼児期から学童期に積極的にボール遊びを行いましょう。

ボールつき運動は幼児期(年中頃)から開始し、ボールを操作する能力を高めましょう。

女子は男子よりもボール運動の苦手な子が多いようです。
神経系が発達する幼児期から学童期に積極的にボール運動を行いましょう。身体をバランスよく発達させるためには、運動の習いごとだけでなく、外遊びの中で様々な基本的動作を含む運動遊びを行う必要があります。

小学生だけでなく、幼児の投能力も昔に比べて低下しています。
幼児期は基本的動作を身に着ける上で重要な時期です。外遊びの中に「ボールを投げる運動」を積極的に取り入れましょう。

投能力を高めるためにはボール投げの練習が必須です。
短時間の練習でも効果がありますので、神経系が発達する幼児期から学童期に積極的に行いましょう。

一輪車演技種目の選手では、大腿部だけでなく下腿部の筋力が発達しており、敏捷性も優れていました。

大平三大学院最終23.11.24 ポスター完成版

【クリックでPDFが開きます】

23.12.12 ポスター牛坤

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23.12.12 ポスター牛坤

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大平三大学院最終23.11.24 ポスター完成版

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Kaoru Tsuyama, Ph. D.

〒227-0033
神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1221-1