マラソンスイミングは、海や川、湖といった自然環境の中で行われる水泳競技。男女ともに10km泳ぎ、約2時間のレースで選手の持久力が試される。
2008年北京大会で初めて正式種目として登場した、比較的新しい競技。
泳ぎ方に規定はなく、多くの場合はクロールで泳ぐが、給水や疲労時などには背泳ぎの選手もいる。選手は、海底に立っても失格にはならないが、歩いたり、ジャンプはできない。
他の選手との接触や駆け引きが多く、力強く泳ぎ続ける体力を求められるほか、波や水温の変化・天候・潮流などを考慮しながら戦略を考える必要がある。
屋内で行われる競泳とは一味違う、自然の中で泳ぐための知識や経験、テクニックが見られるのも魅力の一つだ。
給水の際は監督やコーチが給水用竿「フィーディングポール」で飲み物を渡し、選手はそれを泳ぎながら飲むのはこの種目ならではの光景。