古代オリンピックでも競技として行われ、近代では1904年セントルイス大会以降、1912年ストックホルム大会を除き実施。2012年ロンドン大会から女子が採用されたことで、全ての競技で男女実施が実現。
男子はフライ級(48-52kg)、フェザー級(52-57kg)、ライト級(57-63kg)、ウェルター級(63-69kg)、ミドル級(69-75kg)、ライトヘビー級(75-81kg)、ヘビー級(81-91kg)スーパーヘビー級(91kg超)の8階級。
女子はフライ級(48-51kg)、フェザー級(54-57kg)、ライト級(57-60kg)、ウェルター級(64-69kg)、ミドル級(69-75kg)の5階級。
オリンピックのボクシングには、試合時に自分のコーナー色のランニングシャツとトランクスを着用するというプロの試合にはないルールが加えられている。
また、試合は3分×3ラウンド制で行われ、ラウンド間に1分間の休憩がある。勝敗は5人のジャッジの採点によるポイント判定、棄権などによるTKO(テクニカルノックアウト)、KO(ノックアウト)による勝敗、どちらかの負傷や失格による勝敗など、さまざまな決着方法をとる。
攻撃手段は自分の拳だけで、攻撃対象は相手の上半身。トランクス上部の「ベルトライン」よりも上だけというシンプルなルールが、逆に多彩な攻撃スタイルを生み出し観客を魅了する。