パラリンピックの水泳は競泳のみで、ルールは基本的にはFINA(国際水泳連盟)のものと同じだが、障がいの種類や程度によって「ルールの例外」を設けている。例えば、視覚障がいの選手の場合、ターンやゴールタッチの時に壁にぶつかってしまう危険があるので、コーチがタッピングバーという棒を使って選手の身体に触れ、壁の接近を知らせることが認められている。また、飛び込んでスタートすることが困難な選手には、水中からのスタートが認められている。選手によって障がいの種類もレベルもそれぞれ異なるため、あらかじめクラス分けされたクラスの中でタイムを競い、順位を決める。