柔道は日本発祥のスポーツで、男子柔道は1964年の東京大会、女子柔道は1992年のバルセロナ大会から正式種目となった。個人は男女各7階級で、東京2020大会からは男女3人ずつで組む混合団体が新種目として加わった。 柔道では、相手を畳の上に投げ倒す投げ技や、畳の上で相手が動けないようにする寝技(抑え込み技、絞め技、関節技)を掛け合い競い合う。選手は、男女それぞれ階級(体重)別で試合を行う。1試合は4分間で、決着がつかない場合はゴールデンスコア方式の延長戦となる。 試合では、どちらかの選手が「一本」を取れば、その時点で試合は終了し勝敗が決まる。技が決まり相手を制することができても、「一本」となるすべての要件を満たさないときは「技あり」となる。ただ、2回の「技あり」で「一本」となり、その時点でも勝利となる。どちらの選手も一本も取れずに試合が終了した場合は「技あり」を決めていた選手の優勢勝ちとなる。