三上 紗也可
Competition
飛込 女子3m板飛び込み
競技会場:アクアティックス・センター
競技日程
profile
生年月日:2000.12.8
出身地:鳥取県
所属:日体大
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2023年 ワールドカップモントリオール大会 3m 飛板飛込 5位
2023年 ワールドカップ西安大会 3m 飛板飛込 銅メダル
2022年 ワールドカップベルリン大会 3m 飛板飛込 銅メダル
Athlete Interviews
パリ2024オリンピック・パラリンピックに向けた意気込み
オリンピックでは、自身のベストパフォーマンスを発揮しメダルを獲得したいと思います。又、日本の飛込界を良い方向に変えたいです。
あなたにとっての水泳 飛び込みとは?
人生の半分以上の時間を費やして、オリンピックという舞台に立つことができた競技なので、私自身はもちろん、三上紗也可に関わる方々にとっても特別な競技だと思います。
競技以外で、パリ大会で楽しみにしていること
様々な代表選手と積極的に接して、オリンピックを舞台で競い合う仲間とより良いコミュニケーションをとりたいです。又、選手村の様々な施設を体験することが楽しみです。
日本代表に選ばれたときの心境をお聞かせください。
再びスタートラインに立てたという安堵の気持ちが大きかったです。
現在、練習で心掛けていること、注力していることはなんでしょう?
女子飛込競技は5種類の演技を行うのですが、全ての演技で精度の高い演技をすることが求められます。従って、常にオリンピック決勝での演技を想定して練習を行なっています。特に助走を伴う演技では、序盤の助走や踏切でバランスを崩さぬよう制御し、多少コントロールを失ったとしても、中盤の空中姿勢を整え、終盤には垂直に入水できる総合的な技術が身につくよう練習を行なっています。
これからのあなたの競技・試合で応援の際、注目してほしいと思う点はなんでしょう?
私は、海外の選手に比べて小柄ですが、飛板を限界まで曲げて作り出したエネルギーを、跳躍の高さや回転スピードに生かして鋭く入水するといった明確な動と静を表現する演技を理想とします。最後の演技では世界で数人しか選択していない5154(前宙返り二回半二回捻り)という演技種目を実行するつもりです。三上紗也可を象徴する種目であると考えている為、高難易度であっても、より高くより強くより美しい演技を披露しメダルを獲得したいです。
パリ大会に出場する日体大の他のアスリートへのエールをお願いします。
日体大のアスリートが共にオリンピック大会に臨んでいると考えると、とても心強いです。それぞれが様々な思いを持って競技と向き合っていると思いますが、みんな同じ気持ちだと思うので気負いすぎず、自分自身の技術や経験はもとより、全ての力を出し切りましょう。
あなたにとって「オリンピック」とはなんでしょう?
夢という存在に気づかせてもらい、幼い頃から憧れ続ける舞台です。4年に一度という限られた大会でもある為、オリンピックに馳せる思いは誰よりも強いと思います。オリンピックという夢、オリンピックでメダル獲得という目標を与えていただき、今現在も一貫して指導していただいているコーチに最大限の報恩感謝を体現できる唯一の舞台です。
競技者として(オリ・パラ以降を含めて)今後の抱負を教えてください。
オリンピックはスポーツに関心の無い人々も興味をひく大会でもある為、少しでも多くの人々に飛込競技を知ってもらい、これから日本を背負う若い選手たちが育っていく環境を整えたいです。そのためには、今後飛込競技を始める子どもたちのためにも道を作らなければいけないと思っていますし、これまで飛込競技の発展や維持に尽力されている関係者の皆様の努力に報いるためにもオリンピックでメダルを獲得しなければならないと思います。いつまで競技を続けられるか私自身にも分かりませんが、日本代表である限りは、私自身の夢に向かうとともに日本飛込競技界の未来を背負って戦いたいと思います。