川澄 奈穂美 選手 ─ サッカー（女子）

2008年に現在のINAC神戸レオネッサに入団。1年目は途中から出場することが多かったが、2年目にはレギュラーに定着してリーグ戦で10得点を記録する。その年のアジアカップでなでしこジャパンに初選出。北京五輪のメンバーには選ばれなかったが、豊富な運動量とキレのあるドリブルで、徐々に頭角を現した。2010年には、なでしこリーグのベストイレブンを受賞。2011年元日に行われた全日本女子サッカー選手権の決勝では、貴重な先制ゴールを決めてチームに初のタイトルをもたらした。

2011年の FIFA女子ワールドカップは当初ベンチからのスタートだったが、スタメンに抜擢された準決勝のスウェーデン戦で2ゴールを決めてなでしこジャパンを勢いづける。一躍、シンデレラガールとして脚光を浴びると、アメリカとの決勝戦もFWとして120分間フル出場し、金メダルの立役者となった。さらにINAC神戸レオネッサでは、キャプテンとしてなでしこリーグの初優勝に貢献。個人でもMVPと得点王のW受賞を果たし、まさに日本を代表するプレーヤーになった。国際Aマッチ通算は31試合8得点。