競技説明

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パラアルペンスキー

パラアルペンスキー詳細
パラアルペンスキーはオリンピックと同じく、滑降(ダウンヒル)、回転(スラローム)、大回転(ジャイアントスラローム)、スーパー大回転(スーパーG)、スーパー複合(スーパーコンビ)の5種目が行われる。

パラリンピック アルペンスキー

パラリンピックでは公正に競技を行うため、選手は障害の種類や程度に応じて「立位」「座位」「視覚障害」の3つのカテゴリーに分けられている。さらに、実測タイムに障害の程度や運動機能に応じた係数をかけた計算タイムによって順位が決められる。

用具やルールも工夫されており、たとえば両下肢に障害のある選手は、1本のスキー板にサスペンションや下半身を固定するバケットシートを装着した「チェアスキー」を使用。そこに、先端に短いスキー板がついた「アウトリガー」と呼ばれるストックを操作して競技を行う。下肢の障害によって1本のスキー板で滑走する選手も、バランスを保持するためにアウトリガーが使用できる。また、視覚障害を持つ選手は、音源などでコースを誘導するガイドスキーヤー(伴走者)と一緒に滑ることが認められている。

パラリンピックのアルペンスキーは、1976年のエーンシェルドスピーク大会でジャイアントスラロームとスラロームが実施された。その後、参加選手の増加にともなって競技種目も拡大。1984年のインスブルック・パラリンピックでダウンヒルが加わり、デモンストレーション競技としてシットスキー(座位)が行われた。さらに、1998年の長野パラリンピックでは、それまでの「立位」に「座位」「視覚障害」のカテゴリーを追加。2006年のトリノ・パラリンピックでは障害の程度に応じたクラス分けが大幅に改善され、2014年のソチ・パラリンピックでは複数の選手が同時に滑るスノーボードクロスが新たな正式種目として採用された。
Look
見どころ
前回の平昌大会では、金メダル1個、銀メダル3個、銅メダル2個と目覚しい躍進を見せた日本代表。
今大会では日体大の小池岳太選手がトリノ・バンクーバー・ソチ・平昌に続き5回目の出場。
髙橋幸平選手本堂杏実選手が平昌に続き2回目の出場。平昌での課題を武器にメダル獲得を期待したい。
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