お知らせ 2025.01.31 令和6年度 研究活動報告
『日本体育大学八十年史』執筆者・木下秀明先生(日本大学名誉教授)へのインタビュー(12/23)
プロジェクト1「日体大とオリンピック」では、福井助教と関口助教が戦前日体のオリンピアンに関する歴史学的調査を行っています。本学は2025年に創立135周年を迎えましたが、本調査は本学150年史を見据えたものでもあります。12月23日には、『日本体育大学八十年史』を執筆された日本大学名誉教授・木下秀明先生にインタビューを行い、本学150年史に向けた調査へのアドバイスをいただきました。木下先生、ありがとうございました。


『日本体育大学八十年史』と、当時木下先生が愛用されていたカメラ
オリンピックスポーツ文化研究所設立10周年記念セミナーの開催(12/19)



12月19日(木)に東京・世田谷キャンパスにおいてオリンピックスポーツ文化研究所設立10周年記念セミナーが開催されました。
オリンピックスポーツ文化研究所は、「我が国のスポーツ文化の深化・発展に務めるとともに、オリンピック・ムーブメントを主導的に推進し、スポーツの『力』を基軸に、国際平和の実現に寄与する」という本学の使命を果たすべく、当時の日本体育大学理事長・松浪健四郎先生と学長・谷釜了正先生のご尽力により、2015年に設立されました。以来、研究所のバトンは、初代所長・谷釜先生、2代目所長・関根正美先生、3代目所長・依田充代先生へと繋がれ、機関雑誌『オリンピックスポーツ文化研究』や『日本体育大学オリンピックメダリストの軌跡』の発刊等を通して、我が国におけるオリンピック・ムーブメントを牽引して参りました。
依田所長体制となった昨年度からは、設立目的の一つである「日体大におけるオリンピックの歴史の構築」により一層注力し、ミュージアム等への発展を皆様のお力添えのもとに検討しているところです。更なる飛躍の10年に向けて、今回のセミナーでは、松浪健四郎先生と谷釜了正先生のお二人をお招きし、「研究所のこれまでとこれから」をテーマにご講演いただきました。
会場には、50名を超える皆様にご来場いただきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
日体大の戦没オリンピアン・有本彦六先生に関する調査(7/25、10/14-15、26-27)

プロジェクト1「日体大とオリンピック・パラリンピック」では、福井助教と関口助教が、戦後80年を前に、日体大の戦没オリンピアン・有本彦六先生に関する調査を行っています。
7月25日と10月14-15日には有本先生の故郷・三重県熊野市において、10月16日-17日には当時の地元紙が所蔵されている三重大学図書館において、10月26-27日には有本先生の親友であった松本徳一先生(故人)の故郷・岡山県津山市において調査を行いました。
熊野市では、1936年ベルリンオリンピック出発前の有本先生とご家族のお写真や、1957年に開催された追悼会に関する資料を、有本先生のご家族よりご寄贈いただきました。三重大学図書館では、地元紙『紀南新報』と『伊勢新聞』を閲覧し、有本先生に関連する記事を収集しました。津山市では、有本先生のお写真や、戦中・戦後の日体スワローに関するお写真などを、松本先生のご家族よりご寄贈いただきました。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
調査の結果は、『オリンピックスポーツ文化研究』第10号に掲載し公開する予定です。
第57回日本フェスティバル2024企画「日体ミュージアム」の開催(11/2-3)

11月2日(土)・3(日)に東京・世田谷キャンパスにおいて第57回日体フェスティバル2024が開催されました。
オリンピックスポーツ文化研究所は、企画「日体ミュージアム」をフェスティバル実行委員会と共同で開催しました。
晴天となった2日目には、来場者が800名を超え、本学卒業生の栄光の歴史を数多くの皆様にご覧いただくことができました。
オリンピック・パラリンピック関連の展示に際しては、野村一路先生、山本洋祐先生、伊藤正充先生、水野洋子先生、大束忠司先生、中村礼子先生、矢崎シャーリー夏先生、富田宇宙様、橋本峻様、高野文子様、古賀稔彦先生ご家族様、有本彦六先生ご家族様、松本徳一氏ご家族様、丸山義行氏ご家族様、佐野学氏ご家族様、舘喜一郎氏ご家族様、熊野市駅前・木本町まちづくり推進委員会様、日本オリンピックミュージアム様にご協力いただきました。誠にありがとうございました。
日本体育大学オリンピックスポーツ文化研究所は、「我が国のスポーツ文化の深化・発展に務めるとともに、オリンピックムーブメントを主導的に推進し、スポーツの「力」を基軸に、国際平和の実現に寄与する」という本学のミッションを引き続き牽引して参ります。