齋藤義信教授(スポーツマネジメント学部)が2024年度日本臨床スポーツ医学会学会賞を受賞
受賞・表彰
2025.11.07(金)
受賞・表彰
2025.11.07(金)
この度、2025年11月2日(日)、3日(月・祝)に開催された「第36回日本臨床スポーツ医学会学術集会」において、齋藤義信教授(スポーツマネジメント学部)の論文が優秀論文と認められ、「2024年度日本臨床スポーツ医学会学会賞」を受賞しました。
「地域在住高齢者の全身持久力と血圧との関連:健康増進施設における複合的トレーニング実践者を対象とした縦断研究」
『日本臨床スポーツ医学会誌』第33巻,第2号,pp. 257-266,2025年
【論文の概要】
本研究は、健康増進施設で複合的トレーニングを実践する高齢者の全身持久力(最高酸素摂取量)と血圧との関連を縦断的に検討することを目的とした。
高齢者585人(男性244人、女性341人)を対象に、2017年から2021年の5時点のうち、2時点以上取得可能であったメディカルチェックデータを分析した。年齢、肥満有無、喫煙有無、降圧剤服用有無を調整した解析の結果、最高酸素摂取量の増加が収縮期血圧と脈圧の低下に影響することが示された。脈圧では、最高酸素摂取量が1mL/kg/min増加することによって男性0.27mmHg,女性0.45mmHgの低下が認められた。拡張期血圧では関連を認めなかった。
本研究結果は、実践現場での全身持久力を含むメディカルチェックが有益であることを示すとともに、これらに基づく個別の運動処方やポピュレーションアプローチに活用できる可能性を示した。
齋藤義信教授コメント
この度は、スポーツ医学における国内最大規模の学会である日本臨床スポーツ医学会の学会賞に選出していただき、ありがとうございました。理事長や選考委員の先生方はじめ、関係の先生方に厚く御礼申し上げます。名誉ある賞を受賞させていただき、著者一同、大変感激しております。
本研究は、藤沢市の健康づくりの中核施設である藤沢市保健医療センターで、健康スポーツ医や健康運動指導士を中心とした専門職が連携して長年にわたり蓄積した、貴重な市民の皆様のデータを活用させていただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。
本研究の知見は、まさに実践の場(臨床現場)から創出されたものです。その成果を認めていただいたことは光栄であると同時に、この知見が実践の場で活用されることを願っております。
今後も研究と実践を両輪とした活動を行い、スポーツを通じた健康づくりに尽力してまいります。
共著者の平田昂大先生(慶應義塾大学)、齋藤義信教授
●2024年度日本臨床スポーツ医学会学会賞
【受賞論文】「地域在住高齢者の全身持久力と血圧との関連:健康増進施設における複合的トレーニング実践者を対象とした縦断研究」
『日本臨床スポーツ医学会誌』第33巻,第2号,pp. 257-266,2025年
【論文の概要】
本研究は、健康増進施設で複合的トレーニングを実践する高齢者の全身持久力(最高酸素摂取量)と血圧との関連を縦断的に検討することを目的とした。
高齢者585人(男性244人、女性341人)を対象に、2017年から2021年の5時点のうち、2時点以上取得可能であったメディカルチェックデータを分析した。年齢、肥満有無、喫煙有無、降圧剤服用有無を調整した解析の結果、最高酸素摂取量の増加が収縮期血圧と脈圧の低下に影響することが示された。脈圧では、最高酸素摂取量が1mL/kg/min増加することによって男性0.27mmHg,女性0.45mmHgの低下が認められた。拡張期血圧では関連を認めなかった。
本研究結果は、実践現場での全身持久力を含むメディカルチェックが有益であることを示すとともに、これらに基づく個別の運動処方やポピュレーションアプローチに活用できる可能性を示した。
齋藤義信教授コメント
この度は、スポーツ医学における国内最大規模の学会である日本臨床スポーツ医学会の学会賞に選出していただき、ありがとうございました。理事長や選考委員の先生方はじめ、関係の先生方に厚く御礼申し上げます。名誉ある賞を受賞させていただき、著者一同、大変感激しております。
本研究は、藤沢市の健康づくりの中核施設である藤沢市保健医療センターで、健康スポーツ医や健康運動指導士を中心とした専門職が連携して長年にわたり蓄積した、貴重な市民の皆様のデータを活用させていただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。
本研究の知見は、まさに実践の場(臨床現場)から創出されたものです。その成果を認めていただいたことは光栄であると同時に、この知見が実践の場で活用されることを願っております。
今後も研究と実践を両輪とした活動を行い、スポーツを通じた健康づくりに尽力してまいります。
共著者の平田昂大先生(慶應義塾大学)、齋藤義信教授