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相撲部「第48回東日本学生相撲個人体重別選手権大会」で8階級中6階級を制覇!
競技大会
2021.09.06(月)

9月5日(日)、東京・靖国神社において第48回東日本学生相撲個人体重別選手権大会が開催され、本学相撲部は8階級中6階級で個人優勝を果たしました。6階級での優勝は大会史上初の快挙となります。
 

相撲部 齋藤一雄部長のコメント

【大会を振り返って】
 
今大会は65kg未満級、75kg未満級、85kg未満級、100kg未満級、115kg未満級、135kg未満級、135kg以上級、無差別級の8階級で行われ、東日本学生相撲連盟に登録している学生全員が出場権を持つ大会である。そのため、普段試合に出場する機会が少ない選手にとっては、この大会が年間の目標であり、この日のために厳しい稽古を重ねてきている。また、ベスト8以上に入賞または出場者決定トーナメントを勝ち上がると、9月19日(日)に開催される全国体重別選手権への出場権を獲得することができる。
大会は65kg未満級から始まり、菅原光市郎(4年)と工藤唯織(2年)が決勝に勝ち上がり、本学同士の対戦となった。結果は工藤が下手投げで勝利し優勝、2位に菅原、また3位にも本学の福島(3年)が入り、出場選手3名すべてが入賞を果たした。
75kg未満級では、廣川大輝(4年)が決勝に勝ち上がり、福田選手(専修大学3年)との対戦。スピード感ある攻防の中、廣川は相手の下に潜ると一気に前へ攻め、寄り切りで勝利し、2年ぶりに75kg未満級を制した。
85kg未満級では、古田賢悟(3年)が決勝に勝ち上がり、立花選手(拓殖大学3年)との対戦。立ち合いから終始優位に試合を展開すると最後は送り出しで勝利し、優勝を果たした。また、奥知久(1年)も3位に入賞した。古田は昨年度の全国体重別選手権同階級で優勝しており、全国体重別選手権では二連覇をかけた戦いとなる。
135kg未満級では、石崎涼馬(3年)が決勝に勝ち上がり、花岡選手(日本大学1年)との対戦。張り差しに来た花岡選手に対して石崎は怯むことなく、左を差して一気に前へ攻め、押し出しで勝利し、優勝を果たした。石崎は一回戦から決勝まで危なげのない安定した相撲であった。
135kg以上級では、準決勝に嘉陽快宗(4年)、中村泰輝(3年)、落合駿(1年)が勝ち上がり、中村が決勝にコマを進めた。中村の決勝戦の相手は川渕選手(日本大学2年)であり、昨年度の全日本相撲選手権3位入賞の実績を持つ難敵である。立ち合い、170kgの中村と195kgの川渕選手の強烈なぶつかり合いのあと、中村は少し押し込まれるが、そこから巨漢の川渕選手を力で突き放し、そのまま土俵際まで押し返すとそのまま押し出しで勝利し、優勝を果たした。また、嘉陽と落合も3位に入賞した。この中で落合(175cm、142kg)は1年生ながら実績的には格上で190cm、190kgの体格を持つ大谷選手(日本大学4年)に勝利するなど、見事な相撲を見せてくれ今後に期待ができる結果となった。
無差別級では、準決勝にバトジャルガル・チョイジルスレン(3年)と花田秀虎(2年)が勝ち上がった。チョイジルスレンの相手は五島選手(拓殖大学1年)であった。立ち合い、チョイジルスレンは鋭いあたりから左を差し、そのまま寄り切りで勝利した。花田の相手は干場選手(東洋大学4年)であった。強烈な立ち合いの当たりが持ち味の干場選手に対し、花田は押し込まれず体勢を崩すことなく攻め立て、押し出しで勝利した。この結果、決勝は本学同士の対戦となった。決勝ではチョイジルスレンが勝利し優勝、花田が2位であった。
以上より、本学は8階級中6階級で優勝、全国体重別選手権出場権獲得者19名という結果で今大会を終えた。なお、今年度で48回を数える本大会の歴史の中で、6階級の優勝は大会史上最多である。
 
~相撲部~
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相撲部「第48回東日本学生相撲個人体重別選手権大会」で8階級中6階級を制覇