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「ネズミ」にも沢山種類がある!? 知られざるげっ歯類の世界

 研究プロジェクト1では、遺伝子編集技術を用いて、アジア人に特徴的な遺伝子多型を実験的に模倣・再現し、その骨格筋の特徴を研究するということを前回中里先生より紹介していただきました。今回は、本プロジェクトとも関わりの深い動物の「マウス」についてお話をしたいと思います。

 マウスと聞くと、手のひらサイズの大きさのネズミを思い浮かべる方もいれば、両手には収まりきらない大きめのサイズのネズミを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。一般的にはどちらも同じように「ネズミ」として一括にされることの多いこの動物は、実は区別されています。例えば、マウスは比較的身体が小さく、ラットはマウスと比べると概ね10倍前後身体のサイズが大きいといった特徴があります。そして同じげっ歯類であっても、ハムスター、モルモットは、マウス、ラットとはまた異なる動物として区別されています。げっ歯類の寿命は種類によるものの、平均2~3年と言われることが多いですが、驚くべきことに中には約30年も長生きするげっ歯類も存在します。

 さらに、同じマウスであってもイヌやネコのように系統種が存在します。毛の色が黒い種類のマウスや白いマウスもいますし、全体的に性格が活発なマウスの種類もあれば温和なマウスの種類もあります。

 このように、ネズミといっても様々な動物種や系統種が存在し、それぞれに固有の特徴が備わっています。

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