骨格筋内に霜降り状に蓄積する脂肪(筋内脂肪)についての研究
（矢部）

はじめまして、体育研究所助教の矢部 まどかです。
私は、 中高年の健康寿命延伸に関する研究を担当しております。今回はその中でも“骨格筋内に霜降り状に蓄積する脂肪（筋内脂肪）”についての研究をご紹介したいと思います。筋内脂肪が増えるとインスリン抵抗性(注１)を引き起こし，糖尿病になる可能性が高くなることが明らかにされています。さらに、加齢、肥満、運動不足などによって筋内脂肪が増加することが先行研究で報告されています。近年では、筋内脂肪が筋肉減少症（サルコペニア）や運動機能低下と関連することも明らかになっています。
現在、レジスタンストレーニングにより筋量や運動機能を改善することで、筋内脂肪の減少がみられるかを中・高齢者を対象に調査しています。

レジスタンストレーニングは、本学菊池直樹准教授とゼミ生が中心となり、週2回、全16回のフリーウエイトによる高強度レジスタンストレーニングの指導（筋トレ塾）を実施しました。本学東京・世田谷キャンパスにおいて、レジスタンストレーニングの事前調査［7月27日（土）］と事後調査［9月22日（日）］を行いました。結果に関しては乞うご期待ください。

(注１) 肝臓や骨格筋などでインスリンが正常に働かない状態

[令和元年度体力測定のご案内]

例年多くの方々にご参加いただいております「体力測定」を下記の予定で開催いたします。18歳以上の方でしたら、どなたでも参加いただけますので、奮ってご参加ください。

＜東京･世田谷キャンパス＞

日程：10月19日（土）～10月20日（日）10:00～14:30　※最終日は13:30まで

会場：教育研究棟2階　1201・1202教室

＜横浜・健志台キャンパス＞※日体フェスティバル開催

日程：11月 1日（金）～11月 3日（日）10:00～14:30　※最終日は13:30まで

会場：第3体育館

詳細は下記URLよりご確認ください。事前申込みは不要です。
https://www.nittai.ac.jp/about/approach/contribution/post_508.html

体育研究所助教 矢部 まどか